朝からなんとなく気分が良い。良い夢を見たのかもしれない。夢は忘れたが、良い気分だけ残っているようだ。


工事中だった図書館が、1ヵ月ぶりにオープンした。外は真夏の暑さだが、館内は寒いほど冷房が効いている。新刊書や雑誌も山ほどある。


リクライニングシートに座って本をめくり、読書に疲れたら居眠りする。目が覚めたら、また読む。これだけで十分幸せだ(おいしいコーヒーがあれば、もっと幸せになるだろう)。


パーキンソン病のためテキサス駐在を切り上げ、カリフォルニアに戻ってから1年3か月になる。パート勤務になったので収入は激減したが、家族との暮らしで生活のリズムが安定した。


テキサス駐在の最後の数か月間は、不安と孤独でパニック症候群のようだったが、今は大丈夫だ。パーキンソン病も薬のおかげで病状は安定している。


カリフォルニア に 戻って 始めた こと は 、 ① ピックルボール、②コンサルティングなどの副業、③シニアセンターの昼食と図書館通い、の3つ。1年以上が経ち、それぞれ少しずつ成果が見え始めた。


最初は苦痛だったピックルボールもボランティアによる指導のおかげでサーブが決まり、ボレーが続くようになり、少し面白くなってきた。パーキンソン病の仲間がいるのも励みになる。


コンサルティングの仕事は、稼ぎは微々たるものだが、少しずつ問い合わせが増えてきた。新米コンサルタントを雇ってくれるクライアントには感謝しかない。ノータリーも最初の客が現れた。


昼食会を通してコミュニティーの友人が増えた。図書館通いで原書を読むスピードが早くなり、リスニング力も向上したと思う。


この他にも、毎日8000歩のウォーキングや週一回のコーラス練習なども、少しずつ結果が出てくるだろう。


パートの仕事も、今週はAIを使ってウェブサイトの情報更新を手伝っているが、自分ができることを手伝うのはやりがいがある。


先日のブログにも書いたが、「シンプルで心豊かな生活」をするためのポイントは、感謝の心、豊かな人間関係、自分の理解、自分の趣味、無理しない、など今あるものへの感謝と再発見、それと少しばかりのチャレンジだ。


先日の大学時代の友人との会食で、友人がこんなことを言った。「親は選べないと言うけど、本当は自分で選んだのかなと思うことがある」。


というのも彼の子供が5歳の時、「僕はお父さんをかっこいいと思って選んで生まれてきたんだよ」と突然言われたことがあるのだそうだ。ただし、20歳を過ぎた今では「覚えてないなぁ」と素っ気ないらしい。


家族でも友人でも、偶然のようで深い縁があり、過去にも未来にもつながっているような予感は、僕にもあると言えばある。


もう1つ話題になったのは、60歳を過ぎたら「何にでも挑戦しよう」という気はなくなったが、「残された人生で何をするか、何ができるか」が気になるようになってきたと言う。


その回答も、遠くではなく、自分の中にあることは間違いなさそうだ。


Photo courtesy of Collins Dictionary 


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