アメリカ第3代大統領のトーマス・ジェファーソンの上着のポケットは、温度計や定規やメモ帳やペンなどでいつも膨らんでいたらしい。


その日の気温や、天候の移り変わり、庭の植物の生育具合、見かけた野鳥など、気づいたことを何でもメモっていた。


夜明けとともに起き、手紙を書き(今ならメールチェックだろうか)、朝食後は読書、客人との会食、趣味の乗馬などが日課だった。ちなみに、バージニア州の屋敷の総面積は5千エーカー(東京ドームの約500倍)もあり、今でも残っている。


ジェファーソンが起草したと言われるアメリカ独立宣言には「Pursuit of happiness (幸福の追求)」という言葉が出てくる。出典はイギリスの哲学者ジョン・ロックではないかと言われている。


建国の父たちは、アリストテレスやキケロなど、ギリシャ・ローマ時代の古典を読むのも日課だったらしい。


100ドル札の肖像にもなっているベンジャミン・ フランクリンは、避雷針、遠近両用メガネ、改良式ストーブなど発明家としても知られている。(雷が鳴る中で凧をあげる実験は今では「危険すぎるので絶対マネしないで」と言われている)


フランクリンは倹約、節制、清潔など13の徳目を生涯の目標にしていたことでも知られる。


建国の父たちが考えていた「幸福の追求」は、お金や贅沢な暮らしや余暇(これはちょっとあるかも)とは違い、むしろ「好奇心」や「自己実現」に近かったのではないか。


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