今夏テキサス州に単身赴任予定の同僚と、オースティンでアパート探しに付き合った。
アパート着工数で全米1はダラス、と聞いたことがあるが、オースティンも400-500戸規模の大型アパートが無数にある。といっても、日本のような高層アパートではなく、広大な敷地に3階建てのアパート群がプールを囲むように建っているところが多い。
6、7軒回って気づいたことがある。①新しいアパートはリゾートホテルのイメージ、②明るいリースオフィス、若いマネージャーがいるのは良い物件のサイン、③契約が確定するまでレントは毎日変わる、という点だ。
2010年以降にできたアパートは、印象が違う。ホテルのようなプールと木陰に並ぶデッキチェア。充実したフィットネスセンターやバスケットボールコート。シェアオフィスとして使えるような、ゆったりとしたビジネスセンター。子供たちの公園や、ペットのためのドッグランもある。
部屋の中も、広いバスタブ、ウォークインクローゼット、アイランドキッチン、見晴らしの良いパティオなど充実している。外を見ると、季節を彩る花々の手入れも行き届いていて、隙がない。
「第一印象が大事」ということだろうか。新しいアパートほど、立派なオフィスを備えている。入居希望者を迎えるリースマネージャーも、新しいアパートほど、若くて明るくてきぱき仕事をしている印象だ。
驚いたのは、どのアパートも「レント見積もりは有効期限が今晩0時まで」と念を押していたこと。契約書に署名するまで、レント価格は株の相場のように毎日上がったり下がったりするらしい。いつからそんなことになったのか。
ところで、アパートを探している同僚が1番気にしてるのは、「近くに日本食が買えるスーパーがあるかどうか」。
確かに、単身赴任者にとっては近所で買える弁当や、気軽に行けるラーメン屋の方がありがたい。ゴージャスなプールや美人マネジャーを見て即決しないようご用心。
Photo courtesy of Apartments.com