シニアセンターで、僕の顔を見ると、日本語で「こんにちは」と挨拶してくる人が何人かいる。フィリピン人のニックもその1人だ。


元船乗りで、現役時代は日本船籍のタンカーに乗っていたこともあると言う。


7千の島から成り立つフィリピンは、海の男たちが多い。ニックによると、世界の船乗りの20%はフィリピン人だと言う。ちなみに7千の島は満潮時の数字で、干潮の時はもっと島が増えるらしい。


さらに、ニックによると、フィリピン人が初めてアメリカに渡ったのは1587年。イギリスからメイフラワー号で清教徒たちがアメリカに来る30年以上も前だ。上陸地のカリフォルニア州モロベイには記念碑が建っているそうだ。


アメリカでは、フィリピン人コミュニティーはアジア系第2の規模で(トップは中国系)、全米で440万人、僕の住むロサンゼルス郡だけでも50万人以上いる。


先日のブログで、マレーシアでリタイヤしたいと書いたが、フィリピンに住む予行練習だったら僕の住む街で、今すぐできるかもしれない。


近所のショッピングモールにはフィリピン系のスーパー、レストラン、ベーカリー、フードコートがあり、近くにフィリピン人神父がいる教会やコミュニティー団体もあるようだ。


考えてみれば、周囲にスペイン語を話す人も大勢いる。その気になれば、中米に住む予行練習もできなくはない。


人生を楽しむコツは、今あるもので、すぐ始めることだ。マレーシアの頭文字”M”にちなんで月曜日(Monday)は「アジアの日」、サルバドルの”S”にちなんで土曜日(Saturday)は「中米の日」と命名し、予行練習をしてみようか。


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