ハーバード大学のハワード・ガードナー教授が提唱するmultiple intellects (複数の知性)と言う概念により、いろいろなタイプの知性があると知った。と同時に、学び方にもその人に合った方法があるらしい。
Learning modality (学び方の手法)と呼ばれ、主なものに①視覚を使う、②聴覚を使う、③読み書き、④実例や体で覚える、がある。
アメリカで弁護士試験に何度も落ちた男性が、ポッドキャストを聴く方式に変えたら理解が深まり、ゴルフをしながら勉強し、試験に受かったという例がある。この人は聴覚を使う勉強法が向いていたのだろう。
ただし、2つ以上の組み合わせが1番効果的な人もいれば、この4つ以外の手法がぴったりくる人もいるそうだ。いい匂いの消しゴムを使うと、記憶力が10%アップするという報告もある。嗅覚を取り入れた勉強法ということか。
僕の場合は、知識をいじる、結びつける、ブログなどに使う、人に話す、などレゴブロックのように組み合わせて何か作るのが1番効果的な気がする。
レゴブロックで思い出したが、子供の頃、アメリカの人形劇に出てくる「サンダーバード2号」=写真=が好きだった。コンテナを搭載した大型輸送機で、カブトムシのような形が印象的だった。
これは思いつきだが、頭の中に「趣味のコンテナ」「目標のコンテナ」「勉強のコンテナ」など空想のコンテナを作るのはどうか。
趣味のコンテナの中には映画が見られるプライベートシアター、図書室、カフェ&ベーカリー、家庭菜園、瞑想の部屋などがある。勉強のコンテナの中には、外国語ラウンジ、ミニ法廷、リモート博物館、AI家庭教師などがいる。
目標のコンテナは、いくつかの大目標のフロアーに仕切られていて、各フロアーに中目標の部屋、小目標の部屋がある。「サイドビジネス成功」フロアーには、コンサルティング、ノータリー、ネット通販などの部屋がある。
コンサルティングの部屋を覗くと、中にはFDA &アルコール関連図書室、ミニバー、ミニブルワリー、デザインルームなど。ネット通販の部屋には撮影スタジオが併設された試食キッチンもある。
コンテナの中には、ニュースルームが24時間オープンしていて、世の中の動きとあまり関係のない僕の関心事が秒刻みでオンエアされ、僕が企画監修し、1人で視聴している。
これはもう、「学びの手法」と言うよりも、「妄想の手法」と言ったほうがいいかもしれない。
Photo courtesy of CultTVman