図書館で「ニューモビリティー」と言うタイトルの雑誌を見つけた。最近モビリティーについて関心があるので、手に取ってみた。


https://ameblo.jp/old-billy/entry-12825505887.html


開いてみると、アメリカに330万人いると言われる車いす利用者のための雑誌だった。モビリティーには「運動機能」「可動性」などの意味があるが、雑誌のタイトルはさしづめ「車いす利用者の様々なチャレンジをサポート」といったところか。


今月の特集は、車いす利用者に対する各航空会社のサービスの“悪さ”。特に機内乗り入れに使用する車いすのメンテナンスの悪さについて写真入りで告発している。障害があっても旅行を楽しむ人が多いのだろう。先月はホテル特集だったらしい。


面白かったのは、「障害者とタトゥー」についてのリポートだ。アメリカではタトゥー(刺青)は、大きな出来事の思い出、仲間の印、通過儀礼、ファッションなどに用いられ、ネガティブなイメージは無い。障害者も例外ではなく、タトゥーを入れる人は少なくないようだ。取材された男性は「タトゥーがきっかけで話が弾んだり、障害者同士の絆が深まることがある」とポジティブな効果を礼賛。「機会があれば次のタトゥーを入れたい」と話している。


このほかAIを使い障害者をモチーフにしたアート作品の紹介、コンサートが大好きな障害者による「車いすでコンサートを楽しむ方法」などの記事もある。広告には、水上スポーツが楽しめる水陸両用の車いすなども紹介されている。


ページをめくるたび「モビリティー」に対する障害者のあくなきチャレンジを感じた。


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