アメリカに来るまで、自分が「アジア人」と思ったことも「マイノリティー」と思ったこともなかった。しかし、アメリカでは、日本人も中国人も韓国人も、インド人もフィリピン人も皆「Asian」だ。


アジア系アメリカ人(Asian American)と呼ばれることもある。ピックルボールの練習で知り合ったリサは中国系と韓国系の両親の間に生まれたアジア系4世。見た目は国籍不明のアジア人だが、アメリカ生まれ・育ちなので、表情や考え方は普通のアメリカ人という感じだ。


アジア系は全米人口の1割に満たないが、全世界で見ると6割はアジア系だろう(2023年9月の国連推計によると47億人で59%)。そして、中国をはじめアジアが世界の経済の中心になってくる時代がまもなく来るだろう。


「The Future is Asian」(Parag Khanna著) によると、今まではアジア系移民がアメリカに渡り、アジア系アメリカ人が徐々に増えていったが、これからはアメリカ人がアジアに渡り「American Asian (アメリカ系アジア人)」が増えていくだろうと予測している。


“モデルマイノリティー”といわれる優秀なアジア系がアメリカでますます活躍していくことは容易に想像できるが、アジア文化の多様性を考えると、「アメリカ系アジア人」についていまひとつ具体的イメージがわかない。きっと育った条件や場所によって特性のある、個性豊かな新世代が現れるだろう。


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