D・ハルバースタム「ザ・フィフティーズ ㊤㊦」(新潮社・各3080円、2970円) | 野球少年のひとりごと

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また、父・洋画家「仲村一男」の作品を毎日紹介しています。

今朝は6時過ぎに3匹の猫たち(メラ、ロク、グレイの生後1歳4カ月の、わが家にやって来て1年の雄の兄弟。他に、同じく6月で16歳になった先住猫チビ=小型の雌がいる)に起され、餌をやり水を新しいのと換え専用のトイレを掃除する、この間20分ほどのことだがもう一度寝ようと試みるもなかなか寝付けず、結果、寝直して目覚めると10時過ぎ。それでも眠気は取れず、昼食後に書斎の床で1時間ほどの昼寝をする。猫たちも、私のすぐ傍で昼寝をしている。わが家にやって来てあっという間に1年が経ち、それぞれの猫の性格を把握できたが猫たちも、私たちの行動を熟知したようである。猫たちのことは、女房のブログ「コーラスガールのひとりごと」でご確認ください。

 

本の話である。本箱の中からアメリカにかかわる、D・ハルバースタム「ザ・フィフティーズ ㊤㊦」(新潮社・各3080円、2970円)のことを。

 

「ザ・フィフティーズ ㊤」  トルーマンの勝利、マッカーシー旋風、マッカーサーという男、天才オッペンハイマー、水爆の父、GMの栄光、レヴィットの郊外住宅、マクドナルド兄弟の店、ホリデイイン誕生、アイ・ラブ・ルーシー、アイゼンハウワーの時代、欲望という名の電車、キンゼー・レポート、ビート世代、ニクソンの孤独、フーヴァーの帝国、ダレス兄弟…アメリカ50年代の歴史!

◇私は五〇年代の落とし子だ◇

…私の価値観はこの時期に形成された。多くの人々が想像するより興味深く、また複雑でもあった五〇年代。私はその五〇年代を探るだけに止まらず、あの激動の六〇年代がなぜ起こったのか、その道をたどることもできる本を書きたいと思った。

…この本には、私がごく若かった時代に起こった出来事を、いわば一人前になった大人の目で振り返り、改めて見つめ直してみたいという個人的思いを込めた部分が多い。(D・ハルバースタム「著者ノート」より)

 

   

 

「ザ・フィフティーズ ㊦」  ピュリツァー賞受賞作家、渾身のノンフィクション! 最高裁長官ウォレンの決断、黒人少年殺人事件、エルヴィスとディーン登場、コマーシャルの女王、灰色の服を着た男、キング牧師と公民権運動、モンローのヌード・カレンダー、ベティ・フリーダンの挑戦、ピル解禁、スプートニクの屈辱、クイズショー・スキャンダル、U‐2機撃墜、キューバ危機の影、ケネディとニクソンのテレビ対決…スリリングな50年代のドラマ!

◇アメリカが最も輝いて見えた時代◇

 これは、いかにも目配りの利いた現代史の書物であり、じつにさまざまな角度から五〇年代アメリカにメスをいれて、その全体像を蘇らせてくれる。いわば、「ホワイト・ハウスからスーパー・マーケットまで」、「作戦機密会議室からTVのクイズショーまで」とでもいうのか、現代史のもろもろの局面を細大もらさずと言いたいほど、次から次へと展望を広げ、観察を深めて行く。…本書は格別「リーダブル」、「書き手がいかにもノッている感じ」がじかに伝わってくる。(佐伯彰一<解説>より)

 

   

 

ポルトガル、フランスで描いた水彩によるスケッチから

「洋画家 仲村一男」のホームページ

 http://www.nakamura-kazuo.jp/