(再録)中野 翠「まさかの日々」(毎日新聞出版・1600円+税) | 野球少年のひとりごと

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また、父・洋画家「仲村一男」の作品を毎日紹介しています。

(再録・2021.12.14既出)

小春日和というには気温が少し低い(午後3時で11度)が雲一つない晴天で、昼食後1時間ほどしてからウォーキングに出かける。最近のコースである、まず第三中学校の横を下り貝塚中央道(貝塚山手から二色浜に続く、片道2車線の道路)に出る。そこから25分ほどかけて運動公園を目指す。運動公園の、大阪湾を眺望する四阿で10分ほど休憩し、帰りはニュータウンの周回路(バスの通る)を20分ほど歩くとわが家に到着する。合計45分のことであるがかなりのスピードで歩くので、ベースボール・キャップ(今日はMLBのレッドソックス)の中もウィンドブレーカー(L.L.Bean)を羽織った背中も汗だくである。ただ、全身に血が巡った感じがしてとても気持ちがいい。リビングで汗を引くのを待ち、それから2階の書斎に上がり、冷たい珈琲(少量のバランタインを垂らして)でドーナツを囓りながらパソコンに向かっている。

 

本の話である。今日アマゾンから届いたのは、毎年12月になると刊行の、中野 翠「まさかの日々」(毎日新聞出版・1600円+税)である。「サンデー毎日」に好評連載のこのシリーズ、わたしが愛読をし始めてからでも20年になる。わたしと同年の彼女も(当時は50代の半ば)当然のことに70代の半ばになってしまっている。威勢のよさ歯切れによさ(独特のミーハーぶりも)は相変わらずであるが、「あとがき」に仲の良かった坪内祐三の急逝に触れているように、同年齢どころか若年の人の死亡が話題になるような年齢に、お互い差し掛ったわけだ。ある種の感慨を持ちながらの読書になりそうである。

 

中野 翠「まさかの日々」 ステイホームという苦楽 

●ありがとう嵐 ●大谷絶好調 ●保護犬ローズ ●南北の最高傑作 ●あやしい絵 ●台湾映画の魅力 ●気になる四股名 ●女と笑い●母の日記 ●からぶりワクチン ●がんばれ表情筋 コロナ鬱も吹き飛ばす<お楽しみ>満載!

 人に会うことも少なく、過去の記憶が、しきりに浮かんでくるようになった。特に若い頃の、失敗や無念の軽挙妄動の数かず。今頃になって恥じ入っています。コロナがあけたら、ちゃっかり忘れてしまいそうだけど。 自筆イラスト&自作俳句つき世俗観察コラム集。