(再録)村上春樹 編訳「私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー」(中央公論新社・1200円+税) | 野球少年のひとりごと

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(再録・2021.11.29既出)

午後3時で14度、晴天とウォーキングには絶好の日和であるが出かけて行く気がしなくて、書斎で一日暮らしている。おそらく夜更かし(毎日、寝るのは午前12時半過ぎで)のせいで、しかも現役時代の寝不足を補うような気持ちが未だにあって(当時は6時間睡眠がやっとで、年中睡眠不足であった)、8時間どころか日によっては9時間寝ているときもある。今朝も7時過ぎに一度は目覚めたのだけれど二度寝して、表で隣の奥さんと喋っている女房の声で起こされたのが9時30分。起床時間が1時間違ってくると、午前中がとても短く感じられてせいぜいパソコンでのメールチェック、朝刊を読みながらの朝食くらいで終わってしまう。女房の目眩(耳石による)が中々完治しないこともあって、もう少し早く寝ようとは考えている。

 

午前中にアマゾンから荷物が届いて開封すると、村上春樹 編訳「私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー」(中央公論新社・1200円+税)、サム・ハルパート編(村上春樹 訳)「私たちがレイモンド・カーヴァーについて語ること」(中央公論新社・1300円+税)の2冊と、岡恒の剪定鋏(3215円)が現れる。2冊のことは後述するとして、剪定鋏のことを。14年前に引越しして来たときに植木の剪定用に近所のホームセンターで買った2丁の鋏も、さすがに刃こぼれなども生じ買い換えの時期かなと思ってアマゾンで探していて見つけたものである。こういう製品では定評のあるらしい岡垣のものである。安価なものでは中国製などがあるが、デザインや仕様のわりにカスタマーレポートなどを見ると買う気がしない。それにしてもこの2カ月ほどで、髙枝切り電動チェンソー(19800円)、高枝切り鋏(腕で押し切る新構造)3段式(8718円)、太枝切狭 5段階伸縮式(4399円)と立て続けに購入している。倉庫に、充電式チェンソーや高枝切り鋏2段式、極枝切り鋏も揃っているので、ほとんど下手な植木屋並ではある。もう100坪(330㎡)ほど庭があればこれらの道具も生きるのだが…。

 

本の話である。今日アマゾンから届いた、村上春樹 編訳「私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー」(中央公論新社・1200円+税)、サム・ハルパート編(村上春樹 訳)「私たちがレイモンド・カーヴァーについて語ること」(中央公論新社・1300円+税)は、いずれもレイモンド・カーヴァーのことを語ったもので、仲間たち(多くは小説家や詩人)にその独特の人柄を愛された彼こそのものであるが、どのように語っているか楽しみである。2冊とも、村上春樹の素敵な翻訳で読める。

 

村上春樹 編訳「私たちの隣人、レイモンド・カーヴァー」 村上春樹 翻訳ライブラリー最新刊 密なる才能、器量の大きさ、繊細な心 カーヴァーは、彼について語るべき何かをあとに残していくことのできる人だった―早すぎる死を心から悼む九人のメモワール J・マキナニー、T・ウルフ、G・フィスケットジョン他

 

   

 

サム・ハルパート編(村上春樹 訳)「私たちがレイモンド・カーヴァーについて語ること」 村上春樹 翻訳ライブラリー最新刊 貧困と飲酒、職も住まいを定まらぬカーヴァーはヒーロー、犠牲者、ときに悪漢でもあった―作家仲間と前妻、実娘が語る素顔 訳し下ろし インタビュー集

 彼はヒーローであり、犠牲者であり、ときに悪漢でもあった―貧困と飲酒、職も住まいも定まらぬ日々。過酷な現実はいかにして短篇小説という芸術に昇華されたのか。R・フォード、J・マキナニー、T・ウルフ、S・トゥローら作家仲間、前妻メアリアンと実娘。通夜(ウェイク)の席で語られる故人の思い出話のごとく、その人となりが立体的に浮かび上がるインタビュー集。

 

   

 

写真は、貝塚市二色浜海浜公園で撮影する。