谷沢永一「人生を豊かにする日本語」(幻冬舎・1400円+税) | 野球少年のひとりごと

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また、父・洋画家「仲村一男」の作品を毎日紹介しています。

今日は一日予定なし(昨日一昨日は、珍しくも予定があって)で、午後から2階の書斎(14帖)を含む3つの洋室(8帖、6帖の)にかなり丁寧なモップかけをする。最近、モップかけで済ますことが増えてきてほとんど掃除機を使っていない。考えてみたら私などが子供の頃は、母がまず障子などに叩きをかけ(埃を落とし)それから箒で掃除をしていた。ときどき新聞紙をちぎって丸めたものに水を含ませて床にばらまいておき、それもあわせて掃きだしていた。それから比べるとモップかけなどは簡便だし、いまの家(わが家は2×4のどちらかというとアメリカンスタイル)では余り埃も出ないし、モップかけで充分な気もする。ただ、書斎だけは3匹の猫たち(メラ、ロク、グレイの生後11カ月、わが家にやって来て7カ月半の雄の兄弟。他に、15歳半になる先住猫チビ=小型の雌がいる)のメインの居住場所になっているので、他と比べると圧倒的に埃が多いので毎日丹念にモップをかける必要がある。まあ、適当な運動になるし嫌ではないが。猫たちのことは、女房のブログ「コーラスガールのひとりごと」でご確認ください。

 

本の話である。昨日に続き谷沢永一のもので、「人生を豊かにする日本語」(幻冬舎・1400円+税)と「日本人が遺してきた 知られざる名文・名句」(青春出版社・1500円+税)、「知らない日本語 教養が試される341語」(幻冬舎・1400円+税)の3冊のことを。刊行年は2004年、2003年、2003年。

 

「人生を豊かにする日本語」 こんな言い方があったのか!?人間と世間がよくわかる絶対知らない336語

 知らずに生きるなんてもったいない

 使う者は使われる/酢豆腐/好事門を出でず/味方見苦し/鼻毛を抜く/四十がったり/則天去私/虎に翼/牛は牛連れ/閻魔の色事/ぎなた読み/蒙古高句麗/百足の支度/恋路の闇/無常の風/朝顔の露

 

   

 

「日本人が遺してきた 知られざる名文・名句」 えりすぐりの名言の数々が問う 人生の妙味とは! “本物の教養“に触れる、谷沢流・人間通読本

 名文とはなにか。読んで快い文章である。化粧しないのが名文である。本当の名文は必ず淡泊である。筆者は清楚であろうと心がけている。内容が詰まっていなければ名文ではない。それを読んだおかげで今まで念頭になかった方面へ新しく目が開くとき、それは名文である。本書のなかに非常に短い章句が混じっている。名文と対をなすように名句と呼ぼう。名句の場合には一刀両断のように、言うべきことを言い尽くす気迫が求められる。(著者)

 

   

 

「知らない日本語 教養が試される341語」 面白すぎる!自慢できる!読後あなたも一流の人 人間通辞典

 おそらく、あなたは知りません。でも……本当の意味がわかれば、人生が何倍も楽しくなる。 

 トロイのヘレン/並び大名/鹿島立ち/金棒引き/旦夕に迫る/骸骨を乞う/銀流し/敷島の道/廊下とんび/甲論乙駁/奇貨とする/言を俟たない/無聊をかこつ/巫山の夢/卯の花くたし

 

   

 

「フランス」で描いた色鉛筆と水彩によるスケッチから

「洋画家 仲村一男」のホームページ

 http://www.nakamura-kazuo.jp/