田中圭一「百姓の江戸時代」(ちくま学芸文庫・1100円) | 野球少年のひとりごと

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また、父・洋画家「仲村一男」の作品を毎日紹介しています。

今日は、メラ、ロク、グレイ(わが家にやって来て7カ月半の雄猫)が生後11カ月になるので、女房が体重測定をしていた。メラ、グレイが5.9㌔、ロクが4.9㌔で、この1カ月でメラ、グレイが0.3㌔、ロクが0.5㌔増えている。近年わが家で育てた猫では、最大クラスであったジャック、ロージーの兄弟(アメショーと雉虎のハーフ)が5.6㌔だったのでそれを上回る成長ぶりである。それと先住猫であるチビ(15歳半になる小型の雌)が2.8㌔と変わらなかった。久し振りに一緒に暮し始めて(去勢手術の前後に、メラが少し凶暴になって他の2匹を襲うので生活空間を切り離した)1週間になるが何の問題もなく、まったく対等になりじゃれ合うことも起きている。いまも私がパソコンに向かっている書斎(14帖の洋室)で、メラは父の絵を収納しているスチール棚の上(毛布を敷いてやっている)で、グレイとロクは本箱の前に並べている来客用の椅子の上(同じく、座布団と毛布を敷いた)で、それぞれ昼寝をしている。夜も同様で、朝まで(途中、走り回ったりしているが)それぞれの場所で寝ている。夜間に2度起きて餌をやり水を替え、専用のトイレの掃除をして来たが、7カ月半ぶりくらいに朝方1度起きるだけで済むようになって、少しだけ睡眠不足は解消されつつある。猫たちの様子は、女房のブログ「コーラスガールのひとりごと」でご確認ください。

 

本の話しである。今日もアマゾンから荷物があって開封すると、田中圭一「百姓の江戸時代」(ちくま学芸文庫・1100円)と雑誌「Casa BRUTUS 2月号 MY HOME 2024(みんなの家づくり)」(マガジンハウス・1080円)が現われる。田中圭一「百姓の江戸時代」は、読了の佐藤忠男「独学でよかった(読書と私の人生)」(中日新聞社・1600円+税)に紹介されていて読む気になったものである。

 

田中圭一「百姓の江戸時代」 「身分に縛られた暗い封建社会」は本当か? 百姓たちは元気だった!

 江戸時代の日本について、鎖国によって孤立し停滞した封建社会であったと受け止める傾向がある。また、農民や町人は、厳しい身分制度でがんじがらめの支配を受けていたと信じられがちである。しかし村々に残る資料をみて歩くと、この時代の百姓たちは自ら所有する土地を耕しながら布や酒をつくって店をひらき、さらには寄合いの協議で村の運営を動かすこともあったことなどが分ってくる。江戸時代はむしろ、元気な百姓が主役の、近代的な前期資本主義社会だったのだ。支配者史観を覆し、庶民の視点から江戸時代の歴史を読みなおす。

 

   

 

「Casa BRUTUS 2月号 MY HOME 2024(みんなの家づくり)」 家の建て方は“住人十色“です。最新BEST住宅サンプル集!

 

   

 

「フランス」で描いた色鉛筆と水彩によるスケッチから

「洋画家 仲村一男」のホームページ

 http://www.nakamura-kazuo.jp/