松尾豊×塩野誠「人工知能はなぜ未来を変えるのか」(角川・640円+税) | 野球少年のひとりごと

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今朝はいつもより1時間ほど早く起きる。薬(ステロイド)の副作用に「多幸症」などというのがあって、これはもともとの体質にもよると思うが、このところの「人工知能」に関する読書に対してアドレナリンが出続けているような感じがしていて、それが今日のような早起きに繋がっている。とにかく寝ていても、翌日の関連の読書のことを考えているところがある。現役時代もそうであったが、大きな仕事やテーマに巡り合ったときに自覚できるほどにアドレナリンの現出を感じるときがあって、一気に集中力が高まりそれがしばらく持続することがあった。いままさにそのような状態だといえる。朝からNewton別冊「ゼロからわかる 人工知能」(ニュートンプレス・1500円+税)を読んでいるが、これがなかなかうまくできていて楽しい読書になっている。特に、興味のある医療分野での今後も含めてのAIに活用などは読んでいてわくわくするところがある。

 

昨日にアマゾンから届いたのも「人工知能」に関するもので、人工知能を専攻の学者の中でもトップランナーといってよい松尾豊とビジネス戦略家である塩野誠との対談である「人工知能はなぜ未来を変えるのか」(角川・640円+税)と松尾豊・NHK「人間ってナンだ?超AI入門」制作班・編著の「超AI入門(ディープラーニングはどこまで進化するのか」(NHK出版・1200円+税)の2冊である。このように同じテーマのものを繰り返し読むことで、専門用語も含め少しづつ頭に入ってきて最終的に体系的に理解するというような、わたしの読書のスタイルを今回も踏襲している。「人工知能」のことを知ったところでどうなる話でもないが、最先端の事象を知る楽しみは別種の喜びがあってやめられない。その時々に持った興味を、まず間口を広くとって次に少しだけ深化してゆくことは、ミステリー小説を読むことなどと比べて遥かに楽しいことである。ディープラーニングではないが、それが積み重なっていまのわたしがあるかというとそうでもなくて、興味が次から次に変わって行くのでそれに従って忘れていくスピードも速い。結局、脳のキャパセティがそう大きくないのかも知れない。ただ、何かに対して強烈な興味をいだかなくなったときが、わたしの場合の「老衰」といえるのではないだろうか。

 

松尾豊×塩野誠「人工知能はなぜ未来を変えるのか」 「人工知能」でこんなことが! 小説の執筆、病気の予知、犯罪を予測、自動運転の普及、学校教育の変革… 人工知能学者がビジネス戦略家に語った、驚くべき未来の形

 「人工知能」の急激な技術進歩により、政治、経済、教育、医療、労働をはじめ、我々の生活は今後、劇的に変化すると言われる。本書は、“常識”を一変させる人工知能社会への将来的展望について、人工知能学の権威が、気鋭のビジネス戦略家の率直な疑問に、対談形式で誰にもわかりやくす答えていく一冊。ロングセラーの「人工知能」入門書、待望の文庫化!

 

松尾豊・NHK「人間ってナンだ?超AI入門」制作班・編著

「超AI入門(ディープラーニングはどこまで進化するのか」 AIと脳の根本的な違いとは? 人間の真実まで見えてくる、最も明快な6つの講義 ジェフリー・ヒントン(Google)、ヤン・ルカン(Facebook人工知能研究所)のインタビュー収載!

 人間のパターン認識のもとに開発されたディープラーニングは、現在、どこまで進化しているのか。 AIの仕組みや可能性についてやさしく解説しながら、人間の認知の本質、そして「人間とは何か」という問いに迫る。

(目次) 講義1 AIと人間の間で会話は成立するのか

     講義2 脳とAI、違いはどこにあるのか

     講義3 AIは芸術作品を生み出せるのか

     講義4 AIロボットの実現はなぜ難しいのか

     講義5 AIの画像認識技術で暮らしはどう変わるのか

     講義6 AIと人間は融合するのか

 インタビュー1 ジェフリー・ヒントン 「ディープラーニング誕生までの道のり」

 インタビュー2 ヤン・ルカン「人間のように学べるAIを目指して」

 

 

「裸婦」 
727×606センチ(1982)
「洋画家 仲村一男」のホームページ
 http://www.nakamura-kazuo.jp