ものづくり日本の未来 | 休火山のブログ

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私は経営コンサルタントです。がんばる中小企業を元気にするコンサルタントをめざしています。中小企業をめぐる様々な問題や出来事、日本や世界のこと、私自身のこと、ため息などを発信します。ちょっと硬いときもありすが、箸休めのように気軽に読んで下さい。

「日本の製造業モデルが壊れつつある」。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル電子版が製造業で品質データ改ざんなどの不祥事が相次ぐ日本企業の現状に警鐘を鳴らした。同紙は「日本の産業競争力を高めたのは、戦後に構築された製造業モデルだった」と指摘した。
カイゼン、カンバン、品質管理手法、精度や技術など日本のものづくりは世界をリードしてきた。しかし、ここにきて、日産、神戸製鋼、三菱マテリアル、スバルと次々に品質に関わる不祥事が発覚した。熟練労働者の減少で技術が引き継がれず、生産現場の力が弱まっていることが背景にあることは間違いはない。
ものづくり大国と奢るのではなく、国を挙げた技術の承継と、新たな競争力のある技術を奨励する仕組みが必要だと思う。日本には、まだまだたくさんの先進的な技術があ流、海水で錆びないネジ、ハードロックナット、世界一のエレベーター技術、海水淡水化技術、炭素繊維など数え切れない。基礎研究を含めた技術開発の支援の仕組みをつくることを急ぐ必要がある。ものづくり日本の未来は捨てたもんじゃないと思う。