ご承知の通り、柏原市の東部、奈良県との県境に位置する亀の瀬滑り地という場所があります。
歴史は古く、昭和37年から、国による地すべり対策工事が実施され、
本年度も全国総額の約3割にあたる22億円もの予算が計上されています。
総事業費は約800億円に上り、地すべり対策工事としては全国一の規模だそうです。
その長年にわたる対策工事もやっと最終段階を迎えたそうで、
平成21年度には完了し、その後、安全が確認されれば、地すべり区域の管理は大阪府に移されると聞いています。
その跡地利用については、大阪府としても柏原市の意向を尊重するという事らしく、
そこで、柏原市の街づくり委員会に所属しておられる古田氏をお招きし議員、理事者向けのいわゆる「勉強会」が行われました。
柏原の残された隠れた資産は何か?
柏原市には人が作れない大和川と東山がある。との切り口で始まり
民間で培った経験を元に多角的な見方で熱く語っていただきました。
確かに70haと広大な土地とそれに隣接する留所山、採石場跡地を、
市民の皆様の為、いかに計画することが大事な事であり、
これから色々な取り組みと議論を重ねていかなくてはなりません。
まさに「千載一遇」であります。
自然の形態を変えず、人が、市民が、汗を掻き、癒せる空間作りの計画もお話いただけました。
この跡地利用については20年後、30年後先も十分見据えて、しっかりと考えて参りたいと思います。