今まで多くのプラレールの修理を行ってきましたが 今回は初めて見るタイプの商品でした。お預かり後インターネットで検索しますと新幹線のドクターイエローでありながら多くの合体ロボットに変形できるようですが詳細は不明で情報不足でした。

今回の物はその中の台車との事で下の写真で裏表と 左側の連結器部のアップした裏表写真です。

 

修理依頼は台車を組み合わせしているプラスチックの固定ネジを四本外したが二枚に分解できず連結器の交換ができないとの事でした。

 

連結器部には金属のネジ状の物で固定されていましたのでこれを外す必要があります。よく見てみると上のアップ写真でプラスチックを叩き込みリベットと思われるピンで接続されています。正式な交換法は不明ですが 自己流で交換しました。

以下にその方法を記します。

上図アップ部の金属ネジに見えるものは調べると円形フラット頭の鋲のようです。

細いシャフト部にはローレット加工がされていて その物に似た物として下図の物が見つかりました。頭が鍋型ですが軸にローレット加工がなされ似ています

品名は打ち込み鋲、パーカー鋲等のようです。

この構造では小さい径の方(p1)から力を掛けて抜けるようで加減しながら抜いてみました。連結器はこの鋲の金属に触らないように台車プラスチックがスリーブ状のパイプとなり嵌め合いで中心を鋲が通っています。

具体的には鋲の大きい方を下にしてこの鋲頭が通る穴の開いた物(例えば連結器のプラスチックなど)を敷いて細い方(p1)から細い釘と小ハンマー等でピンの細い頭を叩きます。

ピンが抜けてきたらプラスチックと鋲頭間に悪いニッパー等で摘み更に開けます。

ある程度抜けてきたらプライヤーなどで鋲を外します。鋲を抜いてから台車を分解し新しい連結器にして  外す時の逆の順序で組み立てます。

今回使用されていた鋲は上の図の鋲の先P1はおよそ1.5mm程でD2でも3.6mmφ程でした。

                             以上