「薬」って、何なん?と疑問に感じたのがきっかけで、製薬会社にまで勤めてしまった私です(^-^;
で、2023年現在の私の一番納得のいく答えを今日はご紹介しようと思います。
そのためには、まず身体のバランスについて会社を例に挙げて書いてみますね。
薬って、こういうこと
薬がどういうものかをご理解いただくために、まず身体のバランスについて会社を例に挙げて説明してみますね。
私たちの身体は、全ての臓器や細胞が微妙なバランスを保って成り立っています。
会社のようなものだと思ってください。
・営業がガンガンに頑張らないといけない時期
・経理が忙しい時期
・企画開発が必死の時期
・調達が全力で頑張る時期
長期でも短期でも、いろいろあってバランスを保てていて、健全な経営が成り立ちますよね。
そこで考えてみてください。
経理が忙しい時期に「あー、ちょっと頑張りすぎだから、仕事しないで♪」って強制ストップがかかったら、どうなるでしょう。
やらなきゃいけない仕事が滞って、売上や支払がおかしくなって、いろいろ他のところに影響が出ませんか。
・「支払いまだですか!」って調達に連絡が入りまくったり
・「早く請求書送ってください!」って営業に督促の連絡が入ったり
経理部員は ヤル気満々で請求書やら支払やらを処理しようとしているのに、強制的にストップとか、おかしいじゃないですか。
経理の仕事は、〆の前後が一番忙しくて、それが過ぎれば落ち着くから、放っておけばいいじゃないですか。
経理部員がヤル気満々でやれば2日で終わる作業を、強制的にストップなりブレーキなりをかけると、5日かかったりしますよね。
それも身体と同じなんです。
熱が出るのは、熱で無毒化・デトックスしないといけない何かがあるから発熱しているんです。
それを無理やり強制ストップしてしまうと、無毒化・デトックスしないといけないものが体内に溜まって、他の不具合が出たり、熱がぶり返したりします。
この「強制ストップ」「強制ブレーキ」こそが「薬」です。
薬は、身体全体のことを全く考えていません。
熱の薬は、熱を下げることだけを目的に作られていますので、それ以外がどうなっても知らん♪という感じなんです。
血圧の薬も、血圧を下げるためだけに作られていますので、他でどんな不具合が出ても知らん♪という感じなんです。
経理さんが頑張りすぎだからストップ☆として、調達や営業が取引先にギャーギャー言われても知らん♪と言っているのと同じなんです。
全体を見ずに、一つの出来事だけを見て、それを無くすと、他に影響が出て、バランスが崩れてしまって、他の不具合が出てきてしまいます。
経理さんがヤル気満々なのに強制ストップをかけられたら、
・経理さんは「いや、やらせてよ!」となり
・営業や調達は「いや、やらせろよ!」「やれよ!」となり
それが、経理と営業・調達の関係悪化になったり、経理・営業・調達が一致団結してストップをかけた人に意見をしたり、なにかしら「次の不具合」が起こりますよね(^-^;
それは、「私たちの身体で必要起こっていることを薬で強制的にストップさせてしまう」というのと同じなんです。
そこで気付けばいいものを、「経理さんに仕事をさせないから、取引先からの督促の電話で大変」となったら、今度は「だったら、営業と調達の電話が鳴らないようにすればいいじゃん♪」という「薬」を処方さます。
これが、薬がどんどん増えていくカラクリです(^-^;
常日頃から「風邪は病気じゃない」とか「熱は必要だから出る」とか書いていますので、私は自ら進んで薬を飲む事はありません。というか、20年以上、薬は飲んでいませんね(^-^;
それでも(だからこそ?)50代のいまも無駄に元気です^^
身体に現れる症状は、全て必要だから現れます。
無理にストップするのではなく、上手に気持ちよく経過させれば、身体は自然に元通りになります。
自分の身体を信じてください。自分を信じてください。
私たちは本当にスゴイんです☆