「ホスピス研究会OKAZAKI」主催の朗読会が開催された。
星野道夫作「ケニス・ヌコンの思い出」「クジラの民」を
読む。
~「自然の中で生きる人々」
私たちの忘れているものを、改めて思う~
朗読 劇団クセック 榊原 忠美
バイオリン演奏 熊谷 祥子
表情豊かなバイオリンの音色に乗せて朗読されるエッセイ
が、星野道夫の世界へ引っ張っていく。
金田さんのリクエストと言われた「ケニス・ヌコンの思い
出」は、厳しい自然の中、隻腕の年長者が一人暮らしをし
ている。
連絡手段もない中、考え付く限りの支援物質を積んだ小さ
な飛行機で訪問する。
生きていてくれたと言う喜びと、会いに来てくれたうれし
さが交錯した感動は、その場にいたように感じたほど!
「クジラの民」
星野氏も一緒に、シーカヤックでセミクジラを獲りに行っ
たが、獲れずに帰ってきた。
その後、1頭捕獲できた。
村中総出で、解体作業、作業支援に沸き立つ、そんな状況
が目に浮かぶようだった。
年長者は、その解体を若者に伝え残していく。
最後は、あごの骨を海へ返して、すべてが終了する。
かつて、読んだC・W・ニコル作「勇魚」を思い出した。
和歌山県の太地は、捕鯨船以前のクジラ漁の基地だった。
1頭のクジラが獲れれば、何町村かが潤うと書かれていた。
星野氏のエッセイを読んでみたいと思った。
朗読会が終わると、金田さん手作りの昼食!
<金田さんの思い>
ここでは、機会あるたびに、ともに、ご飯を食べます。
患者さんやご家族、心疲れた方などには、身体に良いホッ
とする味を。
若い人には「懐かし食」を、覚えておいてもらいたいと考
えています。
次世代につながる食は、普通の人々が「普段の食事」で食
べているものがほとんどです。
「普段の食を担う、一人ひとりの役割は、とても大きいと
考えています。
大鍋一杯の粕汁が、ストーブに掛けられて、熱々をいただ
いた。
初めてお会いしたのに、「あなたのブログを訪問すること
があります」と言われ、急に親しくなった方。
ご自宅で、高齢者のためのサロンをしていると言う。
アラスカに2回も、行った方は、山登り、山行、トライアス
ロンなど、興味あるお話。
今日もたくさんの刺激を受けた、楽しい1日だった。
今日の「魔法の花瓶」
テマリソウ、ラナンキュラスの蕾、カスミソウ、レモンリーフ
テマリソウは、カーネーションの仲間だそうで、これから
花が咲くわけではなくて、これが完成形。
キョウコさんの「魔法の花瓶」
カーネーション、トキワガマズミ、サンシュユ、ヒペリカム