経済ものなら池井戸さん!の刷り込みもあり、消防団と経済??どうつながるのやらと思ったら

経済ではなく社会派?ミステリー??な感じになっていました

へーーーーこんなのも書かれるんだ、、、

 

一度賞を獲ったものの、その後ぱっとしない小説家の太郎は、たまたま訪れた父の故郷の自然に感動し

東京から引っ越ししてきた

そこでなし崩し的に自治会やら消防団やらに加入させられる


最近起こる不審火、田舎には似つかわない転入してきた美女、土地を買い取りソーラーパネルを設置しようとする業者

ミステリーを匂わせながらも、田舎の生活に翻弄される太郎を好ましい目線で読み進めていきました

 

のほほんとした田舎の土地に隠された秘密が終盤に明らかになり、死人まで出てきて深刻になっていきます


田舎特有の密な人間関係に業者の悪だくみが重なり、思いがけず話も大きくなっていったようです

 

いつもの池井戸小説よりは爽快感はなかったかな、、、

ただ地元の行きつけの居酒屋が羨ましくて羨ましくてしょうがなかった!!

あんな居酒屋が近所にあったら入り浸るのになあ、、、、