じんわりイヤミスを味わいたかったのに、児童虐待と腐った大人の話でした

社会派が好きと言えども、高確率チョイス過ぎない?最近の私

それとも、この話題がブームなんでしょか???


20年後の自分からの手紙を受け取った小学生の女の子

最近大好きな父を亡くし、精神疾患を持つ母と二人きりになった女の子に勇気と希望を与える

それから20年後の自分へと手紙と称した日記をつけ始める


学校でのいじめのターゲットになって不登校になったり、不安定な母との生活につけ入る大人

何もできない少女は淡々と受け入れるだけ

力になってくれる友人もやはり家庭に問題がありそれぞれ心を痛めていた


困窮を打ち明けられる大人がいない子供の選択は「自分が死ぬか、相手を殺すか」

子供たちの憧れのドリームランドという煌めいた夢と現実の対比が激しすぎて、余計に切なかった

辛い過去を拭うため結婚した父と母だったのに、なぜ人並みに幸せになることが許されないのだろう

なぜ子供たちまで不幸が連鎖するのだろう


しかし、この物語の一番の被害者は、母親なんだろうね

過酷な幼少期を経て、人になったり人形になったりして精神を保ち、子供を守ろうとする、とても真似できないや


少女たちに希望を託される「話を聞いて分かってくれる大人」にならないと!と思った