いっとき嵌って読みまくった作家さんですが、とにかく読んだら泣き疲れるWので遠ざかっていました


再婚して妻の連れ子(中2男)と3人で閑静な住宅地に引っ越してきた一家

その町は過去に毒を使った猟奇的な少年犯罪があったが今は町全体で乗り越えていた体を成していた


だが犯罪を犯した少年を陰で神化する学生もあり、得体のしれない雰囲気があった

そして再び繰り返される毒殺事件だが、息子が関わっているのではないなかと疑問を持つ父親


狭いコミュニティのなかで未成熟な子らが好き勝手に突っ走る、そんな脆くて危ない様子がよく書けていて、怖いったらなかったです


都合よく神化したした理念の暴走に驚きつつも、おかしくなる時はこんな風に一気になるのかもと感じた

血を分けた我が子でさえ中学時代は理解不能だったのに、他人(連れ子)なんて宇宙人に感じるだろうね


生きづらい世の中で突拍子もないことに飛びつく、そんな若者なら共感出来る内容なのかな

のほほんと青年期を過ごした私にはちょっと刺さらなかったな