松尾芭蕉の句「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」。セミの声が岩にしみ込むように感じられる。それは静けさの中に自然の音がとけ込んでいるようで、作者が自分の心の世界に向き合っている気配が伝わってくる。こんな静寂をもとめて、古いお寺を訪れてみたいよね。