室生犀星の句「石垣のあひまに冬のすみれかな」。冬の寒さのなか、思わぬ場所でかれんな花を咲かせるすみれの姿。温もった石垣のすきまに張り付くような生命の強さと、そのうつくしさに触れている。私たちも困難にめげずタフでうつくしくあれと願いたいよね。