僕の超カッコいいninja250sl君ですが、足周りはフロントにイニシャルアジャスターを付けてオイルを変えただけの仕様で


フロントのプリロードを掛けていくと切れ込みは解消傾向になってコーナリングスピードを少し上げられる様になってきたんですが、その反面ブレーキをリリースしてアクセルを当てるとフロント外側に逃げてしまい(感覚的に)そのまま立ち上がれなくなってしまう事が多々あり


ラインの取り方によってはその影響を出さないようにする事も出来るんですが、その辺に自由度がないのも困りもので


もう少しフロントのバネ感を抑えたいな〜なんて考えていて、色々部品は出てるみたいだけどなるべくお金を掛けずにどうにかしたい


という事で、昔ミニバイク乗ってた時にやってみたかったシートパイプのオリフィス加工をやってみる事にしました


当初は桶川SL勢のOOBさんにお願いしようと思っていたんですが(溶接はやった事ないし道具もないので)、色々調べてたらどうも溶接じゃない方法もあるようなのでまずはそちらを試してみる事にしました






まずはシートパイプに空いてる穴に貫通させない程度にドリルを当てます


これはこの後使うパテの足付け用のスペースだと思うので、ドリル当てたあと粗めのペーパーで傷を付けておきました


上の穴は1.5mm、下の穴は5mmくらいだったので4mmと9mmのドリルを当てました


で、この穴をパテで埋める訳です




使ったのはコレ


以前別件で使った事があってその時の余りが残ってたので良かったです


これは熱にもオイルにもガソリンにも強いのでこれでダメだったらOOBさんに溶接お願いする事にします


完全に硬化するのに24時間程掛かるのでしばらく放置


前回のフジカートの前日に穴埋めしたパテの研磨作業をしてみたんですが、ちょっと盛り過ぎてペーパーだけだと無理そうだったのでリューター使ったらガレージ内が粉だらけになりそうだったので




これだけ青空作業


ワーロック96さんに撮られてましたw


これで穴は全部埋まったわけですがこれだけだとオイルの通り道がなくなってしまうので


上の穴は元々小さいので埋めたままにしておいて、下の穴を開け直すんですが


この辺は情報が全然なかったので自分で試すしかなく


とりあえず3mmでいってみることにしました




凄くダンパーが効きそうなように見えますが、オイル経路はこのオリフィスだけじゃないのでそこまで変わらないのかも?

期待と不安が入り混ざりつつ


でもダンパーが効きすぎて使い物にならなかったとしたら、さすがに現地で交換作業は難ありまくりだし1日棒に振ることになるのでいきなり🥷君に使う勇気はなく


そこでZ君の登場です


Z君のフォークは多分前オーナーは何もしてないと思うので10年近く外気に触れてないわけです


本当はOHしときたいけどそこまでやっちゃうと消耗品交換に地味に金掛かるし届くのに時間も掛かるので今回はオイルとシートパイプの交換だけにしとくという事で




早速作業開始


怖いもの見たさで中の臭いを嗅いだら吐きそうになりました


長期熟成されたフォークオイル、やはり攻撃力バツグンです


インナーチューブにステムからのサビ移りがガッツリあったので落とすのが大変でしたが、それ以外の作業はスムーズに進行


🥷君の時はシートパイプを外すのにいい工具がなかったので上手く外れてくれる事を祈りながらボトムのボルトを外したんですが




16mmのヘックスがあればシートパイプの頭にピッタリのサイズなので簡単に外す事も締めることも出来ます(買っといて良かった)


しかし16mmっていうサイズが単品では見つける事が出来なかったのでセット物を買いました


今のところSLのフォークにしか使わない工具なので勿体無い気もしなくもないけど、工具は財産なので目を瞑りますw




オイルはカワサキ純正、本当は🥷君と同じカヤバ#20を使った方が比較としてはいいんでしょうけど


モトギアには1本しか売ってなくて量的に足りるかどうか分からなかったし値段も高いしでこっちにしちゃいました


もしこのオイルで🥷君よりもダンパー効く感じだったら、それはそれでひとつのデータとして使えるし


油面は、この辺がボクの雑なところなんですが既定値が147±2mmなのに対して片方が150mm、もう片方が143mmとか


最近はもう注射器使った油面調整道具は使わない事にしてるのでこの数ミリの油面を上下させるのが結構面倒なんですよ


左右の差としては大きい気もするけど±2mmって書いてあるし別にいいかw


という感じでそのまま組み立てました


で、手押しした感じでは


🥷君の方はプリロードが結構かかってるのもあると思うけどやはりほとんど伸び側ダンパーは効いてる感じは無いのに対してオリフィス加工したシートパイプを組んだZ君の方は程よく動きがしっとり


ちょっと近所を試走してみたけどフロントの動きに安さが無くなったというかw

大分質感が良くなったように感じました


これがコースを走ってどうなるかだけど、とりあえずこのまま🥷君に取り付けても問題になる事はなさそう


フォーク交換だけならそんなに時間掛からないし、桶川1日走行にして午前と午後で比較テストとかやってもいいかも?