漢方と中医学の違い | 生活に必ず役立つ薬と健康の話

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こんにちは。なかそねです。

ゴールデンウィークが終わり、通常の日々が戻ってきましたね。

沖縄は梅雨入りしているので、今日もどんよりした空模様でスッキリしませんが、子供たちが学校へ行っているので仕事がはかどります(笑)

さて、今日は漢方と中医学の違いについてのお話・・。

漢方と中医学って、同じだと思っている方も多いかもしれませんが、実は「漢方」は中国から伝わった医学を日本流にアレンジした、日本独自のものなんです。

中医学と同じものではないんですね。

たとえば、日本漢方では、症状に合わせて処方を決めていきますが、中医学の場合、症状は同じでも、飲む人の体質によって処方が違ってきます。

日本の漢方と中医学は、考え方が少し違っていて、中医学の方がちょっと理論が複雑で難しいですあせる

でも、私は中医学の方が好きですけどニコニコ

ちなみに、朝鮮半島でも、中医学を元にした『韓医学』というものがあり、これもまた日本の『漢方』とは考え方が少し違いますね。

日本では日本の文化や気候、考え方、日本人の体質に合わせた漢方医学が『漢方』として日本に根付いているのだと思います。

紀元前にインドで完成したと言われているアーユルヴェーダが、漢方や中医学の元になっていると言われていますが、

そのアーユルヴェーダも、インドとスリランカでは理論や治療法が異なったりして・・、本当に奥が深いなぁ・・と感じますね。

余談ですが、製薬会社によっても方針というか考え方が少し違っていて、たとえば「ツムラ」は日本漢方寄りですが、「クラシエ」は中医学寄りです。

漢方薬は「効くのが遅い」「副作用がない」というようなイメージをお持ちの方も多いと思いますが、

漢方薬の中にも即効性のある処方はたくさんありますし、副作用を起こすこともあります。

「葛根湯」は風邪薬としても有名ですが、葛根湯が適していない風邪もあるんです。

購入する前には、必ず専門家に相談してくださいね~ビックリマーク