体調不良の時は食べなくてもいい | 生活に必ず役立つ薬と健康の話

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こんにちは。なかそねめぐみです。

ドラッグストアで働いていた頃、風邪や下痢で食欲がないから・・と、「何か良い栄養剤はありませんか?」と相談されることがよくありました。

病気の時や体調が悪い時は、何か食べて栄養をつけなきゃ!という常識が、無意識に身についている方は多いと思います。

たしかに、食事が私たちの体を作っていますし、私たちは死ぬまでご飯を食べて、食事から栄養を摂らなければなりません。

規則正しく、バランスの良い栄養を摂ることはとても大事なことですが、

風邪をひいて寝込んだり、暴飲暴食で胃腸の調子が悪くなったりすると、ご飯が美味しく感じなかったり、食事そのものを受け付けなくなってしまうこともありますね。

そんな時に、「食べなきゃ良くならないから」と、無理して食事を摂る必要はないと、私は思っています。

(※水分さえも受け付けないほど体が衰弱している場合や、小さなお子さん・高齢者の場合はまた別の対応が必要です)

私自身の体験でも実感するのですが、風邪や下痢の時は、食べない方が治りが速いですね。

それは、体内の酵素が傷ついた細胞の修復に総動員されるからです。

食事をすると、体内の酵素が「消化」に使われてしまい、体の修復に使われる酵素が減ってしまい、回復が遅れてしまうんですね。


「疲れが取れない・・」という時は、ステーキや焼き肉でスタミナをつけるよりも、消化の良いものを食べて胃腸を休ませてあげた方が、何倍も速く回復します(私の体験上)。

「補う」のではなく、「休ませる」ことが治療になるんですね。

体調不良時に食欲が落ちるのは、体に備わった防御反応なんだろうな~と思います。

なので、私は体調不良で食欲がない時は、無理して食べません(笑)


みなさんは、「食べなきゃいけない!」という常識に囚われていませんか?