「今までの人喰い一族との熾烈な戦いでの経験、または先人達の知恵から、人喰い対策はかなりの進展を果たした。
今までわかってきたことを思い付くままに書き記すと、
まず、人喰いに噛まれると約30分間は身体が痺れ、戦闘不能状態となる。
あるいは、人喰い化してしまう(ケンゾクとなる)
しかしながら、噛まれてすぐ「タフマン」を飲むと回復する。このタフマンによる回復は、人喰い一族との戦いにおいて、まさに画期的な回復策といえよう。ただ、タフマンはあくまで噛まれた後の回復策であって、予防策にはなり得ない。
今回、我々人喰い対策本部では、研究中の段階ではあるが、予防策について素晴らしい情報を入手した。
噛まれる前に、レッド○ルとスポーツ飲料を混ぜあわせて飲むと身体に少しずつではあるが、人喰いに対しての抗体をつくることができるのだ(民明書房館「部屋と人喰いと私」より抜粋)。
今、織部選手とともに、その最適な割合、飲むタイミングの最終実験段階に入っている。この実験が成功すれば、織部選手は人喰いに噛まれた後も、痺れることなく自分の能力を発揮することができるはずである。
しかしながら、これは劇薬であるため、もちろん副作用がある。
皆さんに知ってもらいたいことは、効き目の強い薬ほど副作用があるということだ。薬とは症状を感じさせなくするためのものが大半で、それは根治には至らないということである。
つまり、普段からレッド○ルとスポーツ飲料を混ぜあわせたものを試合前に飲んでいると、いずれレッド○ルだけを飲むだけでは効果を感じにくくなる危険性がある、と考える。
従って当日の効果を最大限に引き出すために、織部選手はこの3ヶ月、一切のエナジードリンクを口にしていない。
これは異例のことである。
長々と一体何を言いたいのかと言うと、織部選手は噛まれても人喰い化することもなければ痺れることもないということであっていちいち検証してはならない。
観戦の際には是非この点をおさえていただきたい。
そして、人喰い一族に対して最も効果的なのは、空手ではないかと言われている。
人喰いマニアの皆さんには、人喰い直貴対小仲=ペールワンの世紀の一戦において、最終的に明暗を分けたのは小仲選手の三戦立ちだったということは、まだ記憶に新しいでしょう。」
今までわかってきたことを思い付くままに書き記すと、
まず、人喰いに噛まれると約30分間は身体が痺れ、戦闘不能状態となる。
あるいは、人喰い化してしまう(ケンゾクとなる)
しかしながら、噛まれてすぐ「タフマン」を飲むと回復する。このタフマンによる回復は、人喰い一族との戦いにおいて、まさに画期的な回復策といえよう。ただ、タフマンはあくまで噛まれた後の回復策であって、予防策にはなり得ない。
今回、我々人喰い対策本部では、研究中の段階ではあるが、予防策について素晴らしい情報を入手した。
噛まれる前に、レッド○ルとスポーツ飲料を混ぜあわせて飲むと身体に少しずつではあるが、人喰いに対しての抗体をつくることができるのだ(民明書房館「部屋と人喰いと私」より抜粋)。
今、織部選手とともに、その最適な割合、飲むタイミングの最終実験段階に入っている。この実験が成功すれば、織部選手は人喰いに噛まれた後も、痺れることなく自分の能力を発揮することができるはずである。
しかしながら、これは劇薬であるため、もちろん副作用がある。
皆さんに知ってもらいたいことは、効き目の強い薬ほど副作用があるということだ。薬とは症状を感じさせなくするためのものが大半で、それは根治には至らないということである。
つまり、普段からレッド○ルとスポーツ飲料を混ぜあわせたものを試合前に飲んでいると、いずれレッド○ルだけを飲むだけでは効果を感じにくくなる危険性がある、と考える。
従って当日の効果を最大限に引き出すために、織部選手はこの3ヶ月、一切のエナジードリンクを口にしていない。
これは異例のことである。
長々と一体何を言いたいのかと言うと、織部選手は噛まれても人喰い化することもなければ痺れることもないということであっていちいち検証してはならない。
観戦の際には是非この点をおさえていただきたい。
そして、人喰い一族に対して最も効果的なのは、空手ではないかと言われている。
人喰いマニアの皆さんには、人喰い直貴対小仲=ペールワンの世紀の一戦において、最終的に明暗を分けたのは小仲選手の三戦立ちだったということは、まだ記憶に新しいでしょう。」
「人喰いがいくら危険だからとはいえ、小仲選手は何年か前の、大阪対名古屋完全決着戦のセミファイナルで人喰い直貴に完勝してるじゃないかと言いたいでしょう。
気持ちはわかります。
ただ、人喰い一族はその土地が持つ磁場と深い関係があります。なぜ関係があるのかを説明すると、世の中が陰と陽に別れる前の混沌について話さねばなりませんから、ここでは割愛します。簡単にいうと、人喰い一族は名古屋という土地が持つ磁力だと、本来待つ力の3分の1の実力しか発揮できないのです。
なぜ3分の1かということを説明すると百家争鳴時代の墨家の成り立ちにまで遡らないといけませんから、ここでは割愛します。
わかりやすく宇宙刑事ギャバン風にいうと、人喰い一族はナスキーホール・梅田では力が三倍になるのです。
名古屋で人喰いと戦った小仲選手は試合後、立ったまま気絶していました。つまり3分の1の力の人喰い相手で、ギリギリだったわけです。このことだけでも、今回の圧倒的な戦力差がお分かりいただけますでしょうか?
また人喰いは今までにたくさんのケンゾクを作ってきました。人喰い圭介、人喰いタイガース、今回の人喰い王子もそうです。
ですが、今回の人喰い王子はケンゾクではありません。今までとは違うのです。今回は「出産」なのです。
人喰い一族の頭領である人喰い直貴は、これまでたくさんのケンゾクをつくってきました。
このケンゾクについて説明すると、光速を超えると質量がなくなるため、我々三次元の世界の住人は四次元以降へ行けないことになっていますが、なぜ、老子は9次元まで説明できたか、ということを説明しなければならないため、ここでは割愛します。
わかりやすくドラゴンボールで例えるとケンゾクとは栽培マンです。
栽培マンがナッパやベジータより強いわけがないですね。
今までの繁殖とは、このケンゾクにすぎなかったのです。
ですが、今回の人喰い王子はケンゾクではなく「出産」だと言われています。
この出産を説明すると、文明の始まりである聖王時代に遡らないといけなくなるため割愛。
わかりやすくドラゴンボールでいうと、ピッコロ大魔王が死ぬ間際に口から生んだマジュニアです。
どうです?下手すりゃピッコロより強いでしょう?
つまり、「人喰い王子は人喰い直貴と同等あるいはそれ以上の実力がある」という仮説が成り立ちます。
ただ、一説によると人喰い一族は出産する場合、多大なエネルギーを使うため、副作用として、どことなく人なつっこくなる、あるいは人好きになる、という話もあります。
つまり、出産によって人喰い直貴から、人好き直貴に変化する可能性がある、ということです。
ただ真偽のほどはわかりません。
今回もケンゾクの一種だろうという論文を発表した学者も出てきています。」
長すぎたかな?
ではまた明日。