【神道つれづれ 122】

※R6.2発行「社報」266号より

 

今年の初詣は、全国的に例年より賑やかだったようです。当神社でも準備しておりました お楽しみ七福神飴が五日目で終了。大勢のご参拝  有難うございました。

 

3日の奥宮登拝は、やむを得ない事情により、今年は9日に延期となり、注連縄を担いで、ほぼ身内で新年のご挨拶に行ってまいりました。個人的には、例年、登拝の安全祈願を兼ねて、かがり火を焚く役目なのですが、今年は、二十数年ぶりに登拝に参加させていただきました。

当日は、年末に降った雪もほぼ溶けており、とても登りやすい参道になっていました。参道維持に貢献された竜宮小僧の皆様、有難うございました。

 

昨年は、全国各地で熊の目撃情報が相次ぎました。この大蔵嶽も野生動物が棲息する山。神社の役割として、登山者の安全と下山無事の確認のお手伝い等、何か出来ることがあるのではないかと考え始めております。

ここは、田舎の小さな神社ですが、大蔵嶽が好きで、登山を楽しむ方とも、様々な交流が出来たらと考えております。植物・動物・地学に詳しい方、参道・林道で何かを感じたり 伝えたいことがある方、今年も、ぜひ、お話を聞かせていただければ有難いです。

 

今、ここで、何をすればいいのか。地元にいれば当たり前のことだらけで、何を守るべきなのか、分からないこともあります。そんな時、様々な場所を知っておられる方、知識・経験がある方のお力が、過疎地の自然を救ってくださることもあります。

私自身、今は、広島-山口を行ったり来たりの生活を送っておりますが、出来るなら、この故郷の自然の守り人の一人として、老後を送ることができれば・・と考えております。

これが、私にとっての神道人としての生き方に繋がるのではないかとも思うのです。

これからも、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

追記

「大蔵嶽神社社報」の【神道つれづれ】を紹介しようとブログのアップを始めて久しくなります。久しぶりに読み返すと、文字の大きさ・誤字などが目に留まり、近年、自分でも読み易いように、自分で気づいたところは修正・校正をしておりました。

まだ読みにくい点があるかもしれませんが、引き続きアップしていきます。よろしくお願い致します。