【神道つれづれ 112】
※R5.3発行「社報」255号より
自分のやりたいことを我慢して、空き家の片付けを夫婦で必死に頑張ったのに、自分達の頑張りの評価はゼロ。不景気なので仕方ないとあきらめても、やはり自分達の費やした時間や労力・経費を考えると。口惜しさに耐えられなくて落ち込み愚痴る日が続きました。加齢で身心の回復が遅くなったからなのでしょうか。情けないことです。
そんな時、2022年版の『ハルメク』を整理中、俳句の夏井いつきさんのインタビュー記事が目に留まり、腑に落ちたので、その一部を紹介したいと思いました。
〔愚痴よりも俳句で悲しみや怒りを吐き出して〕より、以下、夏井さんのお話です。
「生きていれば負の感情が溜まり、それを吐き出さないと自分が壊れてしまいます。けれど愚痴として吐き出すと人間関係が壊れる。そんなときに負の感情を俳句にすると、悲しみや怒りの沼に沈まず、自分の状況を客観的に見られるようになります。そうして負の感情が澱(おり)のように沈んでいくと、心のきれいな金色の上澄みが出来ていることに気付くんです。」
俳句は、こころの健康にも良いと夏井さんは笑います。
「嫌な人がいたら"俳句のタネ"だと思って、観察しながら泳がせておきましょう。・・「大切なのは、言葉のセンスよりも人生経験や語彙。それは年齢と共に豊かになります。だから多くの人は、プロの俳人にならなくても 俳句を続けている。・・。俳句は人生の杖。あなたの心を支えてくれます」。
この記事を読んで、心がほっとしました。夏井さんにとっての人生の杖は俳句だったんだなって。。私にとっての人生の杖とは。。
そう考えたら、神道かなって。私にとっての神道は「人として生きる道」。
「神道つれづれ」をスマホのGoogleで検索してみたら、以前、社報をアップしていたokuradakeブログが、スマホで見れるようになっており、びっくりしました。
検索してくださった皆様のお陰ですね。m(__)m
読み進んでいくうちに、自分の心にもきれいな上澄みが出来たよう。昔の私に助けられました。有難うございます。感謝・感謝。