男のパンツ”ジャストサイズ”丈、ゆる指南 | メンズファッション着こなし術

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男のパンツ”ジャストサイズ”丈、ゆる指南

“ちょうどいいサイズ”ってどんなサイズ?

店員さんがよく「ジャストサイズですね」なんて言ったりします。
…そもそも、ジャストサイズ=自分にぴったりのサイズ、とはどういうことなのでしょうか。

多種多様な洋服があって、色々な着方があって。
本来ならSサイズと思われる人が、”あえて”のLサイズを選択して購入したりすることも珍しくなく、ジャストサイズとは一体どんな状態なのか?と考えることがあります。

特に、パンツ。

崩した自由なカジュアルスタイルならばともかく、きっちり着たい場合には”ジャストサイズ”が欲しい。
何より、パンツの丈を直さなければいけないので、どういった状態がジャストサイズなのかは、予備知識として入れておきたいところです。

今回は、パンツの”ジャストサイズ”について!(主に丈)

ジャストサイズの鍵は、適度なゆとり感

ウエスト、ヒップ、もも、ふくらはぎ、丈。
全ての部分で適度なゆとりがあり、動いた時に負担にならず、見た目にも変なゆとりもなく、パッツパツでもない状態こそが”ジャスト”な状態なのではないでしょうか!

ウエストはピッタリ、お尻も適度なゆとりあり、でも太ももはピッチピチ!だとすれば、これはジャストサイズではありません。
下半身の形に合わないパンツということになります。
スポーツ選手は筋肉の付き方が独特なので、パンツ選びには非常に苦労するそうですよ。

本来、ジャストサイズとは、普通に生活するうえで自然に起こる動作(階段の上り下り、椅子に座る、足を組む、しゃがむ等…)の際に「キツイ」と感じなかったり、見た目的に「でかすぎ」とならない状態のことだと思います。

何がちょうどいいと感じるかは、個人差があるので難しい問題なのですが…。

 

見た目にはジャストサイズでも、履いている本人的にはそうでもない場合もあります。

伸縮性の無い生地の細身のパンツの場合、普通に履いて立っている分には適度に余裕がありイイ感じであったとしても、屈伸したりするとどこかがキツイ!だなんてことがあります。
その場合、やはり少し小さいのだと思います。
でも履けている以上、細身で格好良く着たいならそのまま着てもいいと思いますし、無理だと思うならワンサイズ上げればいいと思います。難しいですが。

だから、パンツの生地によっても、ジャストサイズの定義って変わってくるんじゃないかと思います。

だから、試着したら、屈伸をしたり、椅子に座ったり、足を組んだり、日常的な動作をひとしきりしてみることをオススメします。

永遠の課題、パンツの丈問題

パンツの丈は、重要な問題です。直してもらいますしね。
店員さんに「これくらいでいかがですか?」と言われても、どうなのかわからないから、「はい」と言うしかない…そんな人も多いと思います。

丈に関しては、一応ルールみたいなものがあります。
基本的に、パンツの丈は3種類。販売員時代、研修でも習いましたっけ。

1.ワンクッション…靴の甲に裾がしっかり当たり、1折りできる位の丈
2.ハーフクッション…靴の甲に裾が触る程度の丈
3.ノークッション…靴の甲に裾が当たらないの丈

1がジャストとされていますが、今は2をジャストと考える人が多いです。(その理由は後ほど)
3はカジュアルな丈で、ビジネスやフォーマルスーツには向かないとされています。

下の写真は、ハーフクッション?

 


また、こんな考え方もあります。

・靴のかかと部上部に裾が当たるよう合わせる

私自身、アパレルの店頭に立っていたときに、数え切れない程パンツの裾丈を合わせました。
かかと側と甲側とでバランスを見て調整していましたが、基本かかと側を気にされる方が多かったので、かかと側重視で合わせていました。

大体ハーフクッションで合わせると、靴のかかと上部にかかる位になることが多かったです(個人的感覚

ワンクッションとハーフクッション、両方を提案すると、ほとんどの人がハーフを選択しました。
今風のジャストサイズとは、ハーフクッションなのかもしれません。

下の写真は、ワンクッションだと思います。
上の写真に比べ裾幅が広いので印象の差はありますが、上よりは長く長さをとっていると思います。

 


裾の太さに応じて、”ジャスト”は変わる?

ややこしいのが、裾幅によって正解が違うということです。

上で、今風のジャストサイズはハーフクッション、と書きましたが、それも裾幅が細いパンツが増えているからこそとも言えるのです。
裾幅が広いパンツの場合は、基本通りにワンクッションが正解とされています。

下の画像は、ブランド「ニューヨーカー」の提案する、裾幅普通パンツの正解丈画像と、裾幅細めパンツの正解丈画像です。
わかりやすいと思うので、参考にしてみてください。

 


 


ジャストサイズのパンツを選ぶのに、大切なこと

パンツを買いに行くときに大事なのは、試着です。
試着を無駄なものにしないために、いくつか大事なことがあります。

 


ウエスト位置をしっかり合わせる

ベルトありで履くのか、なしで履くのか。どの位置で履きたいのか。
正しくはおへそちょっと下が正しいウエスト位置だそうですよ。
試着の際、足を長く見せようなどと見栄を張ってギューンと上げたり、面倒だからとベルトをしなかったりせず、本当に履くときのことを考えて、きちんとウエスト位置を合わせて、ベルトを使うなら使って履きましょう。

メインで合わせる予定の靴でいく

上記の通り、靴の甲や裾にいかにかかるかが、ジャスト丈の分かれ目です。
靴によって変わってくるのです。シュッとした革靴に合わせるのか、ティンバーランドのようなごつい革靴に合わせるのかでは、靴にとられる布の分量も変わってきます。
できれば、合わせたい靴を履いていくか、持って行った方が良いと思います。

必ず両足を測定する

足の左右の長さが同じ人の方が、少ないです(個人調べ
片足だけ測って「両足こちらの丈でお直ししますね」なんてのは、危険です。
男性だと、1cmくらい平気で違ったりしますから、ぜひ両足測ってもらってください。

細身のパンツの場合、膝に布地が取られるかもよ!

細身でストレッチの効くパンツの場合、生活している間に裾が上がっていく現象が起こります。
これは屈伸の繰り返しなどで膝部分に布地が取られてしまうからです。
よく、膝部分に布が寄っている人がいますよね。膝が曲がった状態を記憶しちまってるんですよ、あれは!
ストレッチの効いた綿のパンツだと、よく起こる現象です。

店員時代、こういったパンツの特性を伝えて、若干丈を長めに合わせておくことも少なくなかったです。
これは本来、店員が商品に合わせてお客様に提案することだと思いますが…。
ストレッチの効く細身のパンツの場合、こういうことが起こりうることを頭に入れておくと良いかなと思います。

 


いかがでしたでしょうか。

サイズ感に関しては好みが合って、”ジャストサイズ”が人によって個人差があり、なかなか文章でお伝えするのは難しいのですが、丈に関してはなんとなーく、ルールみたいなものが伝わったのではないでしょうか。

途中、丈の写真を引用させて頂きましたが、ブランド「ニューヨーカー」さんのパンツに関するページが写真つきの開設があり、非常にわかりやすいです。
ビジネス用のスラックスの考え方ですが、非常に参考になるので是非。

最後まで読んでいただきありがとうございます^^