セネガルの家族 | Jam Tun!  Jam Tun!

Jam Tun!  Jam Tun!

Jam Tun! (ジャム タン)とは、プル族の言葉で「平和だけ」ってこと。
あらゆる挨拶をされてもこの「Jam Tun!」って答えればオッケー!
セネガルの大地で青年海外協力隊員として、どっぷりプル族と向き合いながら生きた日々の記録。

隊員全員が集まる会議があってダカールに上京した時に、庭の畑の水やりをどうするか。1日でも水やりを怠ると途端に枯れてしまうほど日中は暑くて乾燥しているここクサナールで野菜栽培をしていくにあたっての最大の懸念事項が、この不在時の水やりだった。


そしてだいぶ迷ったあげく、いつも水汲みでお世話になってる大家さん一家の女性陣に家の門のカギを預け、水やりをお願いした。単なる水やりではなく、水道のない我が家では、水運びも含めてかなりの重労働。まあ、ダメでもともと。なんとか頑張ってくれたらラッキーくらいの気持ちでお願いした。


そして1週間後に家に戻ってきたら。。。

毎日完璧に水やりしてくれて、野菜たちは元気いっぱい。しかも庭の掃除までしてくれていて、すごい。子供たちは俺らを見つけて走って抱きついてくる。俺らが感動して、大喜びしても、「家族なんだから当然よ!!」って言ってくれる。

Jam Tun!  Jam Tun!

なんかあんまり期待してなかったのが申し訳ないくらい。こうやって困った時は助け合っていこうと、見返りも求めず、汗を流せるセネガル人。この家族と出会えてほんまよかった。

そして、昨日も今日も、水汲みしながらワイワイ話して、水運び手伝ってもらうそんな毎日です。