皆さん今晩わ。いつもありがとうございます。
舞踏家の奥村万琵です☆
今回の映像は、カンボジアでの蓮の農場に行った時に、蓮畑で踊らせていただきました。
今回も少しだけ、この蓮の農場に行った時のお話もしたいと思います。
一緒に旅した友人の一人がニャンドゥティ作家でして、彼女は各国の糸を買って、それでアクセサリーを作って売っています。
私もニャンドゥティの技法を彼女から教わって、大きなオブジェや細かいモチーフをいくつも重ねた衣装の作品を作っています。
昔ミャンマーで糸の制作場を見た時がありましたが、今回は皆さんが一番ご存じだと思う蚕から作られる絹糸ではなく、蓮の茎の繊維から作られる糸をを作っている場所があるという事で、勇み足で行ってきました。
しかもそこは、糸を自分で実際作ったり、その他にも蓮の種を使ったアクセサリー、お香作りなど、盛りだくさんの体験ができるみたいなのです。
蓮の茎の繊維から作る糸、すごく貴重な感じがします。
場所はシェムリアップ市内からトゥクトゥクで20分くらいです。
ショップあり、カフェあり、宿泊施設も備わっていました。
フルコースの始めは蓮の畑を見せてもらう事から始まります。
今は水が少ない時期ですが、水が多い時期は歩けないので船に乗って見学するようです。
案内してくれるお姉さんが、蓮の花でブーケを作ってくれました。
蓮の実はそのまま生でも食べることが出来ます。
ほんのり甘いです。
一方乾燥した蓮の実は、アクセサリーになったり、水に戻せば食べることも出来ます。
大きなタニシが沢山いました。これも食べるらしい。そういえば、屋台でこういう貝を干して辛くしたみたいなやつ売っていたな。ピンクの卵がタニシの卵です。鮮やかな綺麗な色していますよね。
工房に戻って、いよいよ蓮の繊維で糸を作る体験です。この写真で見えますかね?
茎をぽっきと折ると繊維質のものが中から伸びてきます。
こうやって、繊維を何度も何度も重ねていき、十分な量になったら水をつけてクルクルとして糸状にしていきます。
これは実際乾いた糸の束です。
その他にも色々と蓮についても説明してくださいました。
コロナの時はこの糸でマスクを作って経営をしのいだようですよ。
100パーセント自然のものだから肌に触れるのでも安心かもしれませんね。
染色もナチュラルな材料で、マンゴーだったりバナナで色を付けていくようです。
その他に真ん中にカカオの実みたいなものわかりますか?
その中に綿みたいなのが入っている。
これなんていう実っていってたかな。ちょっと忘れてしまったけど、こういう綿でも糸を作っているみたいです。
日本の和紙の製法と似ているやり方で紙も作りました。
そのあとは蓮の実が入っているクッキーとお茶で一休憩。
乾いた蓮の実でブレスレットも作りました。
最後はお香作りです。
粉に水を含ませて粘土みたいにしたものを、竹の棒にねりねりとつけていく作業です。
これ全然うまくいかなかった!
ちなみにこの棒自体には香りはないので、この棒にアロマを垂らして火をつけて煙を炊き、香りを楽しむみたいです。
帰りにこのお香と、さっき作った紙、蓮の香りのアロマ、作ったブレスレット、蓮のブーケ、お土産として全部くれるという、嬉しいお土産つきでもありました。
お香は絶対持って帰るときに折れるよね、とカンボジアにいる間にみんなで使おう計画をしましたが、あまりの煙たさに断念しました。
ごめんなさい。
これ、みんな手作業ですよ。
現地の方が、毎日手作業で蓮の糸が出来ていると思うと驚愕します。
兎に角本当に山盛りの体験ツアーでした。
シェムリアップに行った際は、絶対におすすめです。
楽しかったですよ~。
ここでは踊る予定ではなかったのですが、絶対踊らなきゃと思って急遽踊る場所を友人たちと見つけて、踊ることが出来ました。
衣装もなかったので、ショップの服を購入させていただきました。
これは蓮の糸ではなくシルクですが、色がとても綺麗ですよね。
「蓮」の映像はコチラから
奥村万琵舞踏映像 「 蓮 」
カンボジアには蚕から作られる糸の他に、蓮の茎から作り出される糸があります。
その地域に行くと、ピンク色の花を咲かせた、蓮畑が広がっていました。
蓮の茎を折ると、中から繊維質のものが出てきて、その繊細な繊維を何度も何度も重ねて糸にしていきました。
それは全て手作業で行われていました。
出来た糸は、少し黄色みかかっていて、柔らかかったです。
この糸は、マスクや服などの製品になっていきます。
蓮の種は、取ってそのまま食べることも出来、すこしだけ甘味がありました。
また、種は乾燥させると色が茶色くなって固くなります。
それを繋げてアクセサリーにすることも出来ました。
蓮の花自体は、乾燥させて、お茶にすることも出来ます。 ほのかに蓮の香りがして、穏やかな味がしました。
余すことなく色んなものに形を変えていました。
蓮というのは、日本人にもおなじみです。
蓮畑は、なんだかとてもほっとする場所でした。
作って頂いた蓮のブーケと、自分で作った蓮の種のブレスレット、そして現地で購入した服を着て、踊らせていただきました。
舞踏 : 奥村 万琵
場所 : カンボジア・蓮畑
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