どうしてセミナーを自分のクリニックで開催するの?と聞かれることがあります。
私は2年前 メディカルエステ ベルの新社屋が完成したとき何より勉強会(セミナー)を開催したいと思いました。
医師は常に勉強が必要だと思ったし、何よりそんな会を地元で行うために作ったようなものだからです。
長崎は西の果てです。
新幹線も通っていません。福岡に行くにしても遠い、まして東京、大阪に行こうとすれば一泊必要なこともあります。
長崎のなかには、毎週のように東京や大阪に行って勉強する先生がいらっしゃいます。
最初、そんな先生をみていて『勉強熱心だな』と他人ごとのように感じていました。
でも、美容外科学会などに参加すると、いかに関東関西の先生方が毎週のように勉強しているかというのを目の当たりにしたのです。
そして自分が長崎だから、九州だから、子供がいるから、クリニックが忙しいからとどこにも行かず勉強もおろそかであることがとても恥ずかしくなりました。
本を読んでもわからないことはたくさんあります。
興味はあるから本を読んでやってみたといわれる先生もいらっしゃいます。実は私はそれが怖いと思いました。
以前実験をしているときは教授から異種移植の英文論文を30個は読んで、それをまとめて1週間後には自分に伝えなさいと言われました。読んでいると実は論文の著者で意見が違うということもいくつもありました。だから一つの論文でわかった気になってはいけないのです。
今回自分が乳がんになった際すぐに、これで患者さんの気持ちがわかる、そしてご苦労もわかればそれからいかにして医療につなげられるかわかると思いました。前向きというか、医者バカというか。
化学療法は本当につらい
毛髪がないこと、まつげがないこと、眉がないことはとってもつらい
体がむくむことは朝起きることさえ苦痛。
そんなことはなってみないとわかりません。
1回目のセミナーの際にはまだ乳がんはわかりませんでした。
2回目のセミナーはやっと日常生活に戻ったところ。
そして今回はより勉強意欲が高まり皆様にもぜひこのような会を楽しんでくださいと思えるようになったところです。
当初より講師を務めてくださっている
宮田成章先生、有川公三先生は超!有名人です。
どうしてそんなつてがあるのか、コネがあるのかと皆様に尋ねられるほどです。
このような会を企画していただいたメディカランド(アルマレーザー取り扱い店)社様、宮田先生、有川先生、そしていつも一緒にセミナーの開催に際し頑張ってくれているクリニックおよびベルのスタッフには感謝感謝です。
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