今の日本を語るといえば、国際情勢がああだこうだと、非常に大げさでかつ難しいことのように感じるかもしれません。しかし、もっと気軽に考えたほうが語りやすいのではないでしょうか?
むしろ今の身近な生活に対する良し悪しを考えることが本当はいいのかもしれません。例えば日本に古来伝わる神楽を鑑賞したということなども、そのひとつと考えるのは少し無謀でしょうか?
無謀ではと思いつつあえて書いたのは、昨日富田林のすばるホールで行われた広島神楽です。
実際に鑑賞して本当に素晴らしいと思いました。楠公・楠木正成エピソードでは子の正行と桜井の駅の別れのやり取りを神楽として拝見させていただきました。その中で思ったのは、今問題となっている「父子の絆を大切にししよう」というのは、本当に今の日本には大事な項目だという話がありました。
それを横に置いたとしても、日本文化のひとつとして神話時代に伝わる神楽を知ることは良いことですし、今の日本に無いもの、失われたものを再認識するきっかけになるのかもしれませんね。特に楠木正成由来の物語は南河内にとっては特に重視するでしょう。
そして、後から見た神楽がヤマタノオロチ(八岐大蛇)ですす。これは演目が終わってから撮影したものですが、この頭の蛇が八頭暴れるシーンは凄まじかった。口から花火なども出て迫力がとにかく違いましたね。
神楽と言えば、どうしても九州高千穂や島根の石見神楽、それから河内長野に伝わる西代神楽となりますが、広島には本当に多くの神楽が存在しているということをこの公演をきっかけに知ることができました。
それにしても八岐大蛇は蛇というかドラゴンが八頭暴れるシーンはとても迫力がありました。そして桜井の駅の神楽も含め、とにかく演者が激しく回転すシーンがとてもインパクトが高く、見ていて圧倒されました。
余談ですが、画像の左から二番目が安芸高田市の石丸伸二市長です。公演の冒頭にあいさつをされていましたが、隙の無いスマートなあいさつをされていました。動画の世界でとても知名度の高い方という理由が頷けました。