こんにちは!
今日もやっぱり夏っぽかったですねヒマワリ



早速ですが(其の参)です。


なんどもなんども言ってますが、
あの2日間(厳密にいうとゲネもあわせ2日間半)
本当に私にとってかけがえのない時間でした。

会場に集まってた皆さんとその時間を共有できたことも、
ものすごくこれから先の人生で歌っていくことの力だなーと、
確信いたしました。

若かりし頃、
私の歌を聞いてくれてたおにーさん、おねーさんも、
初めて生奥井を観た若者ちゃん世代も、
それは同じですっo(^▽^)o

ホントにありがとう!



でね、
(其の参)はどちらかというと過去の話とか、
思い出話になってしまうんだけど~

古い奥井ファンの方しかしらないので、
まずは昔話から簡単に書くと。。。


キングさんでアニソンシンガーとしてデビューするまでの、
流れというのかな?
バックコーラス時代からのお話は登場人物も含めはずせないので(笑)



にじゅう数年前。。。
奥井が上京するきっかけになったオーディションがあって、
いわゆるバックミュージシャンの事務所さんのだったのだけど、
私は大阪在住で、
お友達のドラムの人に「DEMOテープ出すから歌ってー」
って言われたの(テープってのがミソw)

自分はあまり興味なかったんだけども、
なんか予選みたいなのに通って東京で歌うことになり、
その時の審査員が~
渡辺格(いたるびっち)さん、大平勉(トムくん)さんなど、
水樹奈々ちゃんとこのチェリーボーイズの方々で。


数週間後、
家にいたら電話かかってきて、
歌手の方の後ろで歌うコーラスという仕事があるのだけども~
2週間後からリハが始まりますが出れますか?
OKならアナタで行きたいので~と言われました。
それは女優「斉藤由貴」さんのコーラスのお仕事でした。

いつもやっている「高橋洋子」さんという方が、
「松任谷由実」さんのツアーとかぶってできないーということでした。

で、
奥井はなーんも考えず「やりますやります!」とお金もないのに上京し、
五反田のウィークリーマンションに住みながらリハスタに通いました。

その頃、
別に大阪でやりたいこともなく、
夢や展望もなく、
かといって先々の不安さえ持ってなかった。。。
ただ毎日、せっせと生きていた感じだったので、
失うものもなかった。。。のでね。


で、数ヶ月は五反田で、
その後、初めてのギャラ+親にお金をかりてマンションを借りました。

でも、、、
次の仕事がなかったんです(T_T)
3ヶ月くらい空いたかなぁ。。。

ヤバイ、、、ヤバイぞ、、、
これはどっかで借金だなぁ、、、
(いや、借金してたかも)
と思っていた時に先のブログにもある初代Pの矢吹さんから声をかけてもらい、
当時のアイドルグループ「wink」のコーラスをやることになりました。

矢吹さんを紹介してくれたのは、
「ポルノグラフィティー」や「いきものがかり」さんの、
プロデューサーなどされてる本間昭光さんで、
(矢吹さんはwinkバンドのギター、本間さんはKeyでした)

そこで出会った相方のコーラスが「高橋洋子」さんでした。
(前置き長い 笑)

「あぁ~この人がアノ時由貴ちゃんの仕事できなかった、
 ユーミンコーラスの高橋さんか」
と初対面の時に思ったのね。

当時、ユーミンコーラスってのはコーラスの仕事の中でも花形だったから、
優秀な人なんだろうなーって印象。

ほいで、
1ツアーやって、ユーミンコーラスに1名欠員が出たので、
私は身長が足らなかったんだけど、なにせ花形ですからね~
あぁ~やってみたいなぁ~って思って、オーディションを受けたの。

その前に、洋子ちゃんにオーディションで踊るダンスとか(振り付けあったので)
教えてもらったの。

で、無事合格し、
洋子ちゃんとは2ツアー、一緒にやりました。

洋子ちゃんはすでにソロデビューしていろいろ歌ってたので(CDとかも出してた)
コーラス卒業後はぜんぜん会わなかったんだけど、

数年後~
私はキングさんでアニソンを歌うようになっていて、
次に「エヴァンゲリヲン」という作品をやるんだよー
歌う人は高橋さんだよーと聞き及び、
いやはや、ご縁あるなぁ~と何かわかりませんけど、
関心した記憶があります。



って感じで、
ざっとバックミュージシャンやってた頃の話をまとめましたが。


私がデビューして、
最初のバンドさんは「ロイヤルストレーツ」と言って、
ギター渡辺格さん、Key大平勉さん、Bass住吉中さん、
drums佐藤(パパごん)強一さん~
あ、1stライブだけ当時一緒にユーミンツアーやってた江口信夫さんだったかな?


お7さんところチェリーボーイズメンバーの原型というか、
プロトタイプ?になってる凄腕ミュージシャンさんが多いんだけど、
北島健二さんはたまにゲストでステージに出てもらったり、
レコーディングで弾いてもらったりしてた。

あと阿部薫さん(ドラム)はwinkで一緒にバックバンドだったしー

市川祥治(アニキ)さんはユーミンで一緒にお仕事してて、
大先輩で~私のステージでも何度か弾いていただいた。

ベースのたーさん(田中章弘)もユーミンでご一緒しました。

あ!ドラムの松永俊弥さんは一番最初の斉藤由貴さんでご一緒しました(笑)



ほんとうに、みなさんミュージシャンの世界で大先輩なんですけど、
お7さんの現場でハツラツと、元気いっぱいに、
楽しそうに、しかも上手いし(笑)
そんな風に今も音楽をやっている姿を見ると嬉しいです。

お7さんはチームを大切にしますから、
バンドさんも大切にしているのがわかるので、よりね。



私もがんばって音楽を続けよう(^-^)♬




アニソンシンガーとしてデビューして、
自分たちが「かっこイイ」と思う音楽をつくろうとがんばってきたあの頃。

まだまだ当時の仲間は現役で各方面でがんばっているので、
私も今自分ができること、
ソロ活動、JAM Projectの一員として、
その他、水面下でのいろいろなお手伝い(笑)など。

このアニメ、アニソン(特撮、ゲーム含む)の世界で、
恩返しする気持ちで歌も続けながら、いろいろやっていきたいです。




せっかくなので、
「発起人」とさせていただいてるアニサマのお話を少しだけ。


私がキングさんを卒業した後、evolutionというレーベルをつくりました。
(現在はドワンゴさんの一部になってます→詳細


急な展開での卒業だったので、
半分路頭に迷いそうになっていた私にお声がけくださり、
一緒にレーベルをしていただくことになった「とある方」が、
このレーベルをやるにあたり、
「メーカーや事務所とか関係なく大きなアニメのイベントをやってみたい」
と夢をもっておられたので、
私はJAMに参加もしていてお友達ほか、
たくさんのシンガーとも知り合えてたので、
出演交渉など仲良しなアーティストへ説明してまわりました。

だって。。。
レーベルや事務所の枠を超えた企業がやる一見「怪しい」イベントですからねぇ。
初めての時はそんな空気感でした。

それでもこの時、
スタッフや出演者が手探りで少々戸惑いながらも、
なんとなく同じ方向を見ていて、
すごく感動的なイベントになりました。



あれから10年経って11回目。


最近?キンスパとアニサマがいろんなところで比較されたりするけど、

これはまったく私の個人的な意見で、
フラットに出演者として感じたことなんですが~

きっと、
アニサマとキンスパは意味がぜんぜん違うのではないかなーって。


簡単に言うと、
キンスパも、去年~春に行われたランティス祭りも、
ひとつのメーカーさんで作り上げるイベントだから、
スタッフ、出演者、みんな一丸と同じ方向を向きやすいんですよね。

でも、アニサマは、
いろいろなメーカーさん、事務所さんが絡み、
その中から出演者さんが選ばれたりしますし。
まとめるのもきっと大変だと思う。


それと長く続けていると、
1年目のアニサマで感じたモノや、
あの感動ってのは維持するのは難しい。。。というより無理で、
いろいろあるであろう中でベストなことが出来るよう、、、
アニサマのスタッフさんとかは考えているのではないかな?と、

今や私はほとんど関係してないけど(笑)そんな空気を感じています。

もちろん、
毎年のカラーってのがあるから(ヒットしてるモノとかの方向性含め)
それによってお客様の雰囲気や年齢層も変わるし、
あんなに大きな会場だから、
イベント自体?
ほぼお客様がつくりあげてる~といっても過言ではないかも。

私が思う印象のアニサマはそういう感じです。



初めて行われたキンスパのイベントの構成、
歴代の代表曲がバンバカ流れたライブ。
お客様もすごく楽しそうだったし、
私も心の底からあれだけ感動して楽しかったから。。。

ほんとうにほんとうに良いイベントだったんだと思う。
すんごい浄化されたもん。

キングレコードさんの底力を感じました。



そういうのってお客様にも伝染するから、
「キンスパよかったねー」って声が多く聞こえてくるのは、
すごく嬉しいし、当たり前なのかもしれない。
出演者スタッフ、みんな楽しく感動してたんだもん。


お金を払ってライブを観に行くお客様からすれば、
「満足した」か「イマイチだったな」って言う感想になって、
水面下での事情とか細かいことは関係ないんだと思うけども、

今やたくさんある大きなアニソン系フェス、
どのイベントであっても、
お客さんの笑顔と心を想像して、浮かべて、
キンスパの時と同じで、ほぼ1年前から仕込んで、
たくさんの人間が動き、近くなれば何日も寝ないで会場に泊まり込み、
準備をし、
その時出来るベストなこと、やれることを一生懸命されているのです。

もっと言うと小さなライブハウスでやるライブだってそう。
だから、
ライブって生だよね?
リアルなモノだから、、、

すべてのイベント&ライブで、
そういう表立っては見えないドラマとか、人の感情とか、
がんばってる姿をちょっとだけ想像して、
大好きなアーティストの歌ってるステージや、
おまけ?かもなアーティストちゃんのステージも含め、
観てほしいなーって奥井はそう思うし、願っています。



そう言った「寄り添う」心の交流こそ、
大好きなアニソンに乗って、
もっともっと人と人とを繋ぐのではないかな?って思う。




オマケ話から長くなりましたが、、、


そんなことをキンスパのステージでも考えていて、
終わってからもずーーーーーーーーーっと考えてました。



いろいろご意見などもあると思いますが、
こういうことを俯瞰して冷静に考えたり、
いろんなことを大きく見れたりできるようになったこと、
「意識の高い場所」なステージをさせてもらったからこそで、
やっぱり感謝です。




最後に~

キンスパのステージ写真(-^_^-)


輪舞-revolutionブーケ1







大泣きしてる引きの絵(笑)with 矢吹さん&ヨーダちゃん





朱-AKA-はやっぱり「赤」いやぁ~たぎったわぁ~メラメラ







そしてアンコール出番前のステージ裏で、
奥井、林原閣下、高橋洋子ちゃんでパシャリんこカメラ






よーーーーーーっし、
思い出の宝箱にしまって、この先の人生も頑張るo(^-^)o

久しぶりに会えた方も、ずっと応援してくれてるみんなも、
おにーさん、おねーさん、若者ちゃんも~
本当に本当にありがとうございました。

少しでも心に響く、背中をおすことのできる、
そんな曲&歌詞をかいて歌っていきます。


3回にわけてのキンスパの感想&いろいろな想い~
最後まで読んでくださりありがとうございました。


あ。
明日のTV「牙狼GOLD STOME 翔」で奥井は女優デビューしますw
(追記:デビューと言っても1話だけです 笑)

この回です→次回予告


ON AIR詳細→ON AIR


初レコーディングより、
初ライブより、
オーディションより、
初武道館より、、、緊張しました。。。

おやすみなさい。