野菜には美容と健康にダイレクトに働きかけるチカラが備わっていることは、今や世界に共通して大いに知られるところです。

私の子供の頃はたんぱく質至上主義の考えがまん延していて、野菜が食卓に上がる時もたんぱく質や脂肪の飾りつけ程度に軽んじられていました。

野菜料理といえば、ほうれん草のお浸し、しろ菜のたいたん、はまだ良い方で、毎日食卓には脂肪のオンパレード、コロッケ、豚カツ、てんぷら、ハンバーグ、カレー、ステーキ、すき焼きなど、キャベツ、レタスは独立して食べるものという認識がなく、先ほどの脂肪料理の付け合わせにすぎず、パセリは完全にお皿の飾り物でした。肉じゃがが唯一野菜と脂肪の美味なるハーモニーで。すき焼きは肉を争ったものでした。

ですから、冬に風邪をひくのは当たり前、身体は痒く、朝、なかなか起きることが出来ないし、時々お腹が差し込むように痛くなり学校からの帰り道痛みが治まってから帰るというのが時々あったというのが、子供時代の身体の記憶です。

このような食生活を過ごしてきた私が、食生活を見直すことになったのは、あまりにも痛くて辛い体験からでした。20代半ばで胆石疾患に患い外科手術で摘出しました。幼年期からの食習慣の結晶は親指大の結石でした。

内蔵の苦痛に加えて、もう一つ苦痛を引き起こしていたのがありました。それは20代前半に突如として顔中に酷い吹き出ものが出来たことでした。

胆石は摘出しましたが長い間、脂肪を食べるとお腹をこわすことに悩まされ、顔中に広がった吹き出ものは、勢力が衰えるどころかますます根が深く、皮膚科通うも一向に治まらず、そのまま何年も居座り続け私を大いに悩まし続けたものでした。

今だからわかりますが、私の身体は20代にして、いえそれ以前から抗酸化作用を持つミネラル・ビタミンが慢性的に不足しており、血液ドロドロの酸化状態にあったと言えるのでしょう。

情緒にもむらがあり、急に機嫌が悪くなったり、憂鬱になったり、またハイテンションになったりと自分自身でも感情のコントロールに手を焼くような状態で、早死にするんじゃないかなって、なんとなく思っていました。

このような私が、今のような肌と心身の穏やかさや健康を育て上げることが出来たのは、ひとえに『食のチカラ』とりわけ『野菜のチカラ』野菜の持つ素晴らしいパワーの恩恵を賜ったからだと思います。

母の食習慣よ「さようなら」
内面の健康に支えられた、新しい私を誕生させるために私は野菜と共に何十年も頑張りました。

なので野菜はオーガニックになり、様々な口に入れるものが化学化合物や保存料で汚染されていない天然ものや新鮮なものになりました。また飲料水は農薬を除去し活性酸素を除去する働きのある水素水を15年も前から取り入れたのは自然な流れだったのです。

これが私と野菜の出会いです。

野菜があったからこそ、心身の健康に支えられた、今の私を誕生させることに成功したのです。
今の私の肌や顔、考え方に生き方は、『食のチカラ』とりわけ『野菜のチカラ』で知的にコントロールされた存在なのです。








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