数か月ぶりの更新となります。
更新すべき話題がなかった訳ではないのですが、
つい更新から遠ざかってしまっていました。
さて、本日11月3日文化の日、「西宮国際ハーフマラソン」が開催されました。
トレーニングの一環としてランニングを取り入れている私は、
ネットでこのハーフマラソンのことを知り、その日のうちに出場することを決めました。
決断力がある!訳ではなく、その日が申し込み期限だったのでした(笑)
9月31日に出場すると決めてから、約1ヶ月間、どのようにトレーニングしようか。。。
私は20キロを超えるマラソンには未だ出場したことはありません。
『ランナーズ』などを参考にしつつ、「20キロメートル走りきれる足をつくること」
を目標にして、とりあえず1ヶ月間で100キロ走ることにしました。
バイトや卒論、教習所の時間の合間を縫いつつ、5キロ~10キロと積み重ねていきました。
実は私、8月に琵琶湖の10キロマラソンに出場した時、37度の猛暑で脱水症状になり、
周りのランナーに惑わされて前半に飛ばしすぎ、「ほんまに死ぬ!」という経験をしていました。
忍耐力と我慢強さにはそれなりに自信があったのですが、
想像を絶する辛さに、さすがに心が折れそうになりました(笑)
今回のハーフマラソンでは前回のほろ苦い経験を活かすべく、
出来るだけ自分のペースを維持しました。
目標タイムは10キロ50分ペースの1時間40分です。
マラソンは自分との戦いです。周りのランナーに惑わされてはいけません。
競争心や意地だけで完走できるほど、甘くはないのです。
あとは、、、給水をしっかりとること(笑)
最近、サイバーエージェントの藤田社長のブログを読んでいて、
以下の文言を発見しました。
よく、どういった起業家が成功する確率が高い
ですか?と聞かれて、
「志は高いんだけど、やってることは手堅い」
と答えている。
その時は、
「なるほどな、確かにそうかもしれない。。。」
ぐらいに思っていました。
しかし、本日武庫川の河川敷を走るうちに、
藤田社長の言う「志は高いんだけど、やってることは手堅い」
の意味が少しだけ分かった気がしました。
1時間40分以内に20キロを完走すること、
今の自分の実力を考えると、それは自分なりの「高い志」と呼べるものでした。
さて問題は、「やってることは手堅い」です。
10キロを過ぎると疲労がたまり、どうしてもアゴがあがってきます。
アゴが上がると必然的に目線も上がり、
場所によっては500メートルくらい先まで見えることもあります。
すると、「まだあんなに走らないといけないのか。。。」という気持ちになり、
肉体的な疲労と相まって、気持ちが本当に滅入ってきます。
そうなると、目標としていた10キロ50分というペースの維持すら危うくなります。
完全に「地に足が着いていない」状況です。
しかしある時、アゴを引いて目線を15メートルくらい先に保ちながら走ってみると、
肉体的な疲労は変わらないものの、精神的には大分落ち着くことに気が付きました。
ゴールのことを考え過ぎず、先ずは目の前にある1キロを走りきる。
目の前のことに集中することで、そんな風に考えられるようになったのです。
そしてその小さな積み重ねが、いつのまにかゴールに連れて行ってくれていました。
そんな心の持ちようこそ、藤田社長の言う
「やってることは手堅い」ということなのかなと思ったりしました。
高い志を持ちつつも、
「自分のやるべきことを手堅く着実にこなす」
その大切さを、マラソンを通して学んだ1日でした。
ちなみにタイムは1時間40分ちょうどでした。
ハーフマラソンは20キロではなく、21キロです!
10キロ50分のペースでは帳尻が合わなくなると途中で気付き、
ペースアップしてなんとか目標達成できましたとさ(笑)
今日も楽しい1日でした。