と言えない雰囲気になってしまった！
とりあえずベムの話から
反日感情の渦巻く中
1965年 日韓基本条約
が結ばれた
交流の第一弾として
当時、世界に誇れる技術を
持っていた日本のアニメが
選ばれた
白羽の矢がたったのが
森川信英さん
（９歳の時の両親と死別
天涯孤独になり
松竹の蒲田撮影所に入り
住み込みで働く
12歳の時にたった一人で
創った「かえる剣法」と
いうアニメが、大人たちの
目にとまり劇場公開される）
最初は、今では自分の
アニメ会社もあるし、妻子
もいるという事で断ったそうだ
当時のソウル
は、日本人が歩いていて
殺されてもしょうがないと
噂されていた時代だった
(((゜д゜;)))
何回も頼まれて、ついに
「大好きな絵によって
敵対する異国の人たちが
仲良くなれるなら」
と決意！
会社もたたんで、妻子を
残して、単身韓国に渡る
反日感情は想像以上に
激しく、アニメを教えるのに
日本語は禁止！と言われる
ところが、集まってきた
韓国の人たちは
「いつか自国でも子供たちに
素晴らしいアニメを見せてやりたい」
という熱意を持った人たちであった
まさしく、絵に国境はないと
いう事だった
皆で不眠不休で作った
日韓合同の記念すべき
初作品が・・・
これだ１・２・３
「黄金バット」
（動画監督に森川氏の名前が！
製作協力の東洋放送が、その時
つくった韓国のアニメ会社）
実は「黄金バット」のおかげで
私はお風呂が好きになったのだ
なぜか？と言うと
（それでは、お約束通り
私の素顔の生写真を初公開）
（黄金バットの人形を前にして
にっこり微笑む ご幼少の頃の私）
（注）これじゃーダメですよね・・・
これは、ただの人形ではない！
なんとシャンプーだったのだ
（頭が、キャップになっていた）
この放送がテレビであった時
日本人、韓国人関係なしで
涙したとの事
そして第二段に登場したのが
無国籍アニメ
「妖怪人間ベム」だった
このベロの作画を担当したのは
森川氏が周囲の反対を
押し切って採用した
16歳の少年だった
彼は朝鮮戦争で両親を
なくした天涯孤独な孤児だった
森川氏は断言する
「自分と同じ境遇だから
採用したのではない！」
絵が上手いのとアニメーターは
別である
俗に言う『絵に命をふきこむ』
絵に動きがないとアニメでは
ない
このセンスは教えても難しい
天性の才能が必要との事
彼は、このセンスが抜群であった
妖怪人間ベム<初回放送 オリジナルHDリマスター版>Blu-ray BOX
視聴率は、そこそこだったが・・・
日本から突然『放送打ち切り』
の知らせが届く！
日韓文化交流とは名ばかりで
実態は
日本の第一動画が親会社で
韓国の東洋放送はアニメ
作成の下請け会社だった
韓国の安い賃金でアニメを
安く作ろうと思っていたのに
セル画を空輸するのに莫大な
費用がかかり、そんなに
安くならないのが分かった為である
そうなると東洋放送は倒産
韓国の人達は、明日から
仕事を失う！
森川氏は一生懸命うったえたが
「あなたは第一動画の役員なのだから
韓国の事より会社の事を考えろ」
と突き放される
日本の第一動画も内情は
火の車だったのである
森川氏は韓国の人たちに
「放送打ち切り」を
発表し韓国を後にする為
空港へ・・・
そこには、韓国のスタッフ
全員の顔が・・・
皆、うらみどころか森川氏は
泣きながら感謝の気持ちを
告げられた
韓国語で一人一人にさよならを
言いながら握手をして韓国を
後にした（つらくて皆の顔を
もともに見れなかったとの事）
帰国後、森川氏は第一動画を辞めた
（そして、第一動画自体「黄金バット」と
「妖怪人間ベム」の２作品だけで
消滅してしまった）
以来、彼らに会わせる顔がないと
言う事で二度と韓国の地を踏む事が
できないままだそうである
まさかその「妖怪人間ベム」が
40年もたって実写ドラマ化される
とは！
「妖怪人間ベム」DVD-BOX
映画 妖怪人間ベム 2枚組(本編ディスク+特典ディスク) [Blu-ray]
長文、最後までお付き合いされた方
ありがとうございました
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