日本経済黒歴史のお勉強 | OKPARIS王様のBOXSTEP投資

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OKPARIS おっさん「飲む・打つ・踊る」のお気軽生活の見聞DO録 誤植ごめん

5月9日(火)

<会社はなぜ事件を繰り返すのか ー検証・戦後会社史ー>奥村宏(NTT出版)

同種の別の本をさがしていたところで
遭遇、メルカリで入手

明治以降の日本の産業社会の
影の部分を通覧

かなり古い書籍(2004年9月刊行)
なので
リーマンショック(2007年)以降現代までの
上場企業の黒歴史を加筆するのは
読者の役割になります

本書で
日本企業の特殊性として指摘されているのは

・<財閥>財閥解体→復活
・<高株価経営>と<日本的買占め>
・安定株主工作<持合い>

これらは
ほぼ「今は昔」の景色といえますが

いまだ旧財閥の名前を冠した
上場企業が多いのはたしか

(基本これらの銘柄は
保有しないこととしてます、
エールをおくる甲斐がないから)


「企業犯罪」なるタームができたのは、公害
(今も、狭義の刑法は、法人は処罰の対象でない)


殖産住宅事件(1972年)・リクルート事件(1986年)
公開予定株式を政界工作のため政治家に資金融資つきで割当

<職務権限>を左右させる意思で行われることは、もう、ないと思いますが
対面証券会社のIPO割当は、顧客差別が横行している
なにかのおりに法に刺さる事案が生じる余地はあるように思う
(対面証券でIPOいただいたのは、あとにも先にもソフトバンク通信子会社のIPOだけ)

尾上縫事件(日本興業銀行ほか1991年)
今から思い出しても、小説的
企業分析など心得なく
霊感山勘の料亭女将さんに
銀行の幹部が日参していた

あの茶番を想うと
地銀に投資するなんて、、、

企業が、どれほど資産が巨大であろうと
どれほど堅実と評価されていようと
どんな失政や事故に直面するか、あるいは、巻き込まれるか、わからない

だから
投資先を集中させてはいけない


バブルの時代 日経平均38,957円(1989年12月)
自分も家族も何も恩恵に与ることなく
清貧に生きていた

株取引なんて遠い世界
お楽しみは、競馬・パチンコ、カラオケぐらい

新聞は日経新聞でなくて
朝日新聞をとっていた


@@蛇足@@

春の天皇賞の勝馬

ジャスティパレスの馬主、三木正浩氏は
ABCマートの創業者

以下、WIKから
2006年11月30日の大量保有報告書で、三木が代表のイーエム・プランニングがTBS株を5%保有した。さらに2007年3月、TBS株を9.91%保有しており、楽天に次ぐ第2位株主となったが、同年6月18日、保有するTBS株の大半の1249万株を、TBSに友好的な投資家に売却し、保有比率を3.35%まで低下させた。TBSフィナンシャルアドバイザーの野村証券も協力したこの取引で80億円程の利益を得た。
2007年8月31日、ABCマート会長を52歳で退任。