今年(2023年)の3月4日に秋田県南部の御返事(オッペチ)について書きました。
秋田県南東部の湯沢市南部・東成瀬村あたりの地図を見ていたら、偶然にも”御返事沢”という地名を見つけました。奥羽本線横堀駅(湯沢市)の東側にあります。
地理院地図より
これにはふりがなが当てられ「おっぺちざわ」と読むそうです。
拡大図
”おっぺち”の”ぺち”は、アイヌ語で川をあらわす"Pet"でしょう。北海道では多くは”別”の字があてられますが、東北では部、辺、淵(渕)、戸、米地、辺地などが当てられますが、”返事”が当てられるのはここだけではないでしょうか?
またこれは、はっきりと”Pet"と推定される、アイヌ語地名の最南端の”ベツ”ではないでしょうか?
いつか訪ねてみたいと思います。
青森県の北津軽郡中泊町には、尾別と書いて”おっぺつ”と読むところがあります。
今年(2023年)5月5日、この御返事に行ってきました。
御返事の位置
「御返事」の地名標(A)、ふりがなorローマ字表記があってもいいか?
でも、徐元の人は知っているからいらないのか?
御返事の集落
集落に着いて、歩き出す(C)
このひはこどもの日だった。こいのぼりが元気
御返事の集落と御返事沢
街角
集落の風景
こんな家も
二階建ての立派な家 戸袋が懐かしい(C付近)
軒下のレリーフ
辻の佇まい(C地点)
集落の北側にある神社にのぼる(D)
南側の集落の風景
北側の集落の風景
御返事の集落の中央を、御返事沢がながれています。そのようすを・・・・・
上流部は広めの護岸
集落中心部は狭めのコンクリート護岸で灌漑用水を分岐
下流部
さらに下流は広めの護岸(B)