名称:千貫森(せんがんもり)

別称:UFOの来る山

標高:462.1

北緯:37.689

東経:140.535

所在地:福島市飯野町青木

2万5千分の1地形図:月舘

5万分の1地形図:保原

千貫森?

神社の山?

 

 

福島県の北東部の阿武隈山地には、3つの”たつごやま”地名があります。

それぞれは立子山辰子山竜子山と綴りますが、読みはみな”たつごやま”です。

これらが、北海道や北東北のと関係するかどうかはわかりません。

 

まずは福島市の南部・阿武隈川東岸の立子山を訪ねました。

 

ただし、立子山というのは地域名であって、”立子山”という山が存在しているわけではありません

しかし、千貫という目立った孤立丘があります。これがタプコプかどうかは不明ですが、山田秀三さんはこの山が立子山であるとしていますが、疑問も呈しています(『アイヌ語地名の輪郭」pp.149)。

 

 

西の松川駅方面から立子山地区の方角を眺めると、お椀を伏せた様な円錐形山が目につきます。地図で見てみると、それはで”UFOの里”として売り出している”千貫森”’(せんがんもり)という山で、わずかに立子山地区からは外れています。

 

千貫森は今は福島市に属していますが、以前は伊達郡飯野町というの自治体に属していてました。

立子山地区千貫森の関係(2.5万図「月舘}平成13年)より
 

というわけで、千貫森が立子山かもしれませんしそうでないかもしれません。この辺はさらに調べてみる必要があると思います。

福島市松川地区からの千貫森の遠望

拡大

 

国道114号線を東へ向かうと大きく見えてきます。ビューポーポイントは南東方面です。

 

東側国道113号線(A)から見た千貫森、見事な円錐形の独立丘

 

千貫森の中腹まで自動車道が通じています。そこからの眺望は抜群です。

とりわけ、西側には阿武隈の低い丘陵地帯を隔てて、すでに雪を抱いた安達太良・吾妻の両参詣がくっきりと見渡せました。

南方にははるか那須連峰も見ることができました。

 

中腹のUFOふれあい公園から眺めた千貫森

 

安達太良連峰(左)吾妻山連峰(右)の眺め

 

吾妻連峰の方を見てみるとと重なって、千貫森同様の円錐形の山が見えました。これは、立子山地区にある白山神社のある小山ですが、ひょっとするとこれが立子山なのかもしれません。

こっちが立子山ではないか?

 

老年期といわれる阿武隈高地にはところどころに残丘が顔をだし、このよう山がたくさん見られるところのようです。

名称:タツコフマクンタプ、神威岳

アイヌ語名:makun-tapkop 奥にあるたんこぶ山

標高:467.5m

所在地:歌志内市字中村・赤平市

2万5千分の1地形図:赤平

5万分の1地形図:赤平

北緯:43.5188

東経:142.006

 

松浦武四郎の丁巳東西蝦夷山川地理取調日誌のうちの丁巳第三巻の「再篙(こう)石狩日誌」(第二巻)のなかで、歌志内川(ota-sh-nai)の流域について

ヲタシナイ

(前略)先第一川口より左俚少し登りて、ハンケウタシナイ、ベンケウタシナイ、タツコフ、ヲシマコマナイ、此処少しの丸山あるよし。タツコフは小き丸山の事也。(以下略)。

と記している。いまスキー場でも有名な神威岳をのことを、昔はと呼んでいたことを示している。

 

実は今日、妻と砂川市にある東京銀座へも出店している高級皮革工房SOÈS Saddle(元は馬具工房で、武豊もここの鞍を使用)の展示販売会に行ったついでに、この歌志内のを見てきた。

砂川市のSOÈSサドル

 

 

 

このあと、歌志内に向かう。

途中の岩瀬牧場

ここのGelatoは絶品

 

 

いよいよ、歌志内市内に・・・・

北空知最大のカムイ岳国際スキー場になっているマクンタ

 

歌志内市内より見る神威岳(マクンタ

マクンタとペンケウタシュナイ川

 

砂川に戻って、いざ帰途

砂川市内道央自動車道高架下から見たマクン(奥にある)タ(神威岳)

 

 

【参考】

・切図:なし

・山川:なし

・永田:なし

・松浦:あり 丁巳東西蝦夷山川地理取調日誌”タツコフ”

・仮製5万図:なし

・北の山:あり マクンタ(渡辺隆)

名称:トワルタップコップトアルタップコップ

アイヌ語名:tuwar-tapkop
随伴地名:トワル(ゆるい)
標高:314.0m
所在地:瀬棚郡今金町・二海郡八雲町境界
2万5千分の1地形図:ルコツ岳
5万分の1地形図:今金
北緯:42.376
東経:140.182
 

 

地理院地図より

 

北海道今金町と八雲町との境界にトワルタップコップ岳(上図 A)とキムンタップコップ岳という二つのがあります。

 

アイヌ語名では、トワルタップコップは「生ぬるい川の水源にあるたんこぶ山」という意味の様です。

 

ところが、これらを見ようと思ってもなかなか見えないんですね。つまり、このふたつのタプコプはかなり山奥にあってこれまで見てきたタプコプとは勝手が違うわけです。
 

トワルタップコップ岳は特に難題です。

北側の今金町方面からから見えそうな場所は何か所か面当をつけいますが、まだ見てはいません。

 

実は、南側の八雲町側からアプローチしたことがあります。トワルタップコップ岳の南西のトワルベツ川に沿って林道を行きました。その支流にはタップコプケッセウシペタヌという沢(の二股)もあります。

林道をかなり進んでやっと見ることができました。途中。ヒグマに遭遇しました。

 

車にいる私のほうを振り向くヒグマ

悠然と立ち去る。この前に親子クマ(母クマ+仔クマ2頭)とも遭遇

 

ヒグマと遭遇後も果敢に林道を進む。すると・・・・・・

かな奥まで行ってやっと見えたトワルタップコップ岳

 

さらに近くから

 

3D図(南方より)

 

【参考】

・切図:あり

 

・山川:なし

・永田:なし

・松浦:不明

・仮製5万図:あり

稲穂峠(明治29年製版)

 

・現図:あり。 現在の地図にはっきりタップコップと記されているのはこのふたつくらい