交差する二つの世界 第一話 | お好み焼きのsurvivalcraft日常

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バル「海岸仮拠点を出発して約二時間…やっとついたぞ」

バル「やっぱり10年も経てば木が生い茂ってくるな。せっかくだし、付近を見回ろう。何か手掛かりがあるかもしれないし…」



バル「父さんが言ってた遺跡だ。確か、地下には[インストメント]という通信機があったっけ」



バル「あったあった。父さんが見せてくれた写真とはなんか雰囲気が違うような?」





バル「父さんの残した装置だ!でもだいぶ風化してる…残念だけど使えそうにはないね」



バル「なんだあれ?父さんから聞いてないぞ?」

バル「しかも風化した形跡もないし…木も生い茂ってないし…でも土の状態を見る限り10年前にできたのは確かだ…」

バル「もしかしたら中になにかあるかもしれない!そうとなれば早速行こう!」



バル「開かないのはないわ…なぜに鍵がかかってるし」

バル「ガラスも割れる感じがない…恐らく強化ガラスだろうね」

バル「今の技術をもってしても作るのは難しそう…10年前にこんなものを作ったのは一体誰が?」




バル「父さんが作った装置は風化してボロボロなのになぜこの家や遺跡は無事なんだろう…むしろ新品と言われても気づかないくらい…」


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