退院初日はたくさん人が来る、とは覚悟していたけれど、訪問介護、訪問看護、往診、介護用具、etc.がやってきてそれぞれに契約を交わし、息をつくヒマもないとはまさにこのこと!
座る時間もないほど対応に追われ、1階と2階を死ぬほど往復して疲労困憊。もともと寝ないでも大丈夫なタチだけど、4時近くにクタクタになってベッドに入った。

翌日は親戚が来てくれたため会社に行き、その翌日は有給。この三日ぐらいは本当にキツかったけど、本人は至ってご機嫌で、初日に疲れたせいか熱発したものの、あとは極めて順調なので救われる。

病院よりはよく食べるし、しゃべるし。はじめは離れて寝るのが怖かったけど、やっと慣れてきた。あとは訪問リハビリと入浴の手続き。ふぅ。
色々ギリギリなところで、時々熱発もしつつ、でも一応体調が落ち着いているということで退院になった。

色々お世話になったワーカーさんたちが、代わる代わる挨拶に来てくださってありがたい。
みんな家族が介護状態になった経験がある人ばかり。無理しないでね、手をつないで寝るんだよなどなど、あったかい励ましをいただいた。

本人もわかっているようで、テレビをみながら(笑)ウルウル。
リハさんも最後まで移乗の仕方を教えてくれたし。
隣のくみこさんも部屋に来て「娘さんのためにも頑張ってね。約束ですよ!」と声をかけてくれた。

ホントにみんな、ありがとう! 現場の人たちはいい人ばかり。優しさが身にしみた。
某スタッフから届いた請求書内容が不明だったので問い合わせたところ、
「なんか責められてます⁉︎ 気分悪い」と逆ギレされて辟易。すみませんね、ギャラチェックも仕事なもので。

どこにでもいる、こういう人。問い合わせに対して自らを省みるということをしない。

「こっちは言われた通りにやってるから、不備があるとしたらそっちですよね⁉︎」

仕事相手にこう言い切れる自信ってなんだろうなぁ。

しかし惜しむべきは中身が伴わないこと。
腕はないし性格も難ありだけど、人がいないし経費がないから仕方ない。そう言われて依頼されていることを彼は知らない。







私自身、なかなか巡り会えないのだけど、今日はとてもクリアでよくおしゃべりをしていたそう。
いつも声をかけてくれるクミコさんの服を褒めたり、病院指定のピンクのシャツを「いい年してこんなのねぇ」と恥じらったり、ごはんを自ら食べようとしたり。

食事量的にはたいしたことなかったようだが、水分はだいぶとれていたよう。持って行った、玉子を落とした煮うどんも半玉ほど食べた。
昨日も煮うどんと、高野フルーツパーラーの柿梨イチジクを食べたし。とりあえずこの二日は乗り切れたよう。ホッ。
金曜日にのぞいたら、朝も昼も食べてないとのこと。嫌な予感がしたが土曜日に病院から電話で来て欲しいと。
胃瘻や鼻チューブの話があり、倫理的なこともあるので考えておいたほうがいいと。

一度やるとやめられないわけではないが、結果的に止められなくなる。その他の機能が落ちた時、チューブからの栄養をどうするか考えるようになると。

特に内臓疾患や大きな嚥下障害があるわけではないのに、食べないから命が繋がらないなんて。
周りから手出しのしようがないのが悲しかった。
総勢10名での、カンファレンスが行われた。
普通ならケアマネが立ちあうぐらいらしいが、往診の病院からナース2名、訪問介護看護施設からワーカー2名(のちに食事介助が長すぎるから無理と断られる。今忙しいからとスケジュールまで見せられた)、福祉用具、理学療法士と言語聴覚士、ケアマネ、相談員、医師である。

とりあえずギリギリの状態で推移しているとの説明あり。
この日も調子が良く、ケアマネが顔を見に行きよろしくと挨拶したらなぜか涙を浮かべ、こちらこそとうなづいた。

退院前に病院で受けられる歯科検診を受けておくことにしたのだが、左右に大きな虫歯があるという。
片方は虫歯で、もう片方は折れているから抜くしかない。抜歯時にナースがいた方がいいだろうから入院中に…とのこと。
この状態で麻酔して抜歯ってどうなんだろう。もともと麻酔が大嫌いな母。歯の治療で麻酔をかけたことがない。うーん、、、

ただ今日も調子は良く、表情もはっきりしていたし、口を開けたりうがいをしたりもスムーズにできてほっとした。
嫌なものを溜め込まず、口から出すこともできたし。

相変わらずぶどうを持参してるのだが「前のものより甘くておいしい」と、種類が変わったこともわかるらしい。夕食も1/4ほど食べられたそう。

明日は退院前カンファレンス。どうなることやら。
昨日は帰宅後も色々考えてしまって本当に辛かったのだけど、今日は打って変わって調子が良かった。

まず目をしっかり開いて、こっちを見てくれる。呼びかけに反応してくれる。手を握ると力が入る。それだけでこんなにも気分がラクになるのだと驚くぐらい。
調子に乗って「昨日はすっごく心配したんだから!」と言ってみると、キョトンとして見つめていた。

母のお気に入り(予想)の看護師だったせいもあるのか、夕食も2-3口だけど食べさせてもらっていて、それも気分的にポイント大。
ほぼ毎晩見舞うし介助もするんだけど、それを100%アテにして当然と見られるとかなりの負担になるから。

久しぶりに「ぶとうはおいしい」とか「もう寝るの?」といった言葉も聞けたし、帰るのが心残りなくらい。
病院で親しくなった同じ境遇の女性にも会えてグチがこぼせたし、今日は家に帰ってゆっくり夜を過ごせそう。
今夜は本当に辛い介護だった。
先生の配慮で今日から3食車椅子で食事ということになったらしいが、行った時点でほとんど寝落ち状態。
毎日行くから仕方ないし、いいのだけれど、看護師からは「昼も夜も食べなかったので、よろしくお願いしますね」と言われてしまう。

病院食は食べないが、持っていくフルーツは食べるので急いで用意。口を動かすタイミングを見計らって食べさせていると、「これもなるべく食べさせて」と薬を混ぜたゼリーを指差される。「水もあと300お願い」と。

できれば少しでも食事を摂らせてもらっておいて、プラスアルファで食べさせられればいいのだけど、なかなか難しくこっちのプレッシャーが大きい。

なんとか少し食べさせて、半分寝ている親を揺り起こしながら歯磨きをするが、うがいがわからないのか最近水を出さない。今日も口にたくさん含んだまま、無理やり出させようとしたらむせながら飲み込んでしまった。

もしかして認知で食事がわからないのだろうか。呼びかけても反応しない、私の方を見もしない。これで本当に家に連れて帰れるのか。シルバーウィーク以降ずっと寝たきりで、今日久しぶりに起きたのだから、体が辛くて当然と思いつつ、ぼんやり状態が怖くてたまらなかった。

カリウムだか何かが入っている点滴の、投滴スピードが違っていた。

例のインシュリン注射の濃度を間違った看護師さん。
同僚もかなりイライラしているらしく、「もうあの人、なんてバカなの!」とか「電話かける!」とか、結構大騒ぎ。いや、実際大変なことなんだけど、それを隠さないところがイラつき加減が見えるようでウケた。
 
やっと点滴がとれて様子見になったのだが、今朝見舞いに行くと発熱して氷枕。
そうするとまた水分摂取が大変になるらしく、本当になかなか容態が落ち着かない。
無事退院、在宅介護になるといいのだけど。