今年が正念場の「恵方巻」 |  米屋の親父の独り言

今年が正念場の「恵方巻」

正月過ぎれば「節分」。

今年も「恵方巻」商戦が始まっています。

 

しかし今年はちょっと様子が違う。

昨年来の「廃棄問題」により、少し控えめなような・・・

そう、各社とも「予約販売」重視だから。

派手に宣伝すればまた大丈夫?と言われかねないからか?少し控えめのように思える。

 

市場規模は200憶円とも600憶円とも云われるが、正確な数字はわからない(笑

 

日本総菜協会のデータによると、昨年「恵方巻」を購入した比率が各圏での開きがあると。

元々風習があった大阪を中心とする「近畿圏」では「51.1%」。

首都圏-31.2%、東北圏・九州圏では約35%程度である。

 

つまり近畿圏ではもう伸びしろがあまりない。

逆に首都圏ではまだもう少しあるのでは?

全国区の量販店などでは首都圏にもう少し力を入れてみてもいいかもね(笑

 

ただイベント的な「食品」の売れ行きには先行きが限界に近づいているとも。

あの「クリスマスケーキ」市場も縮小、バレンタインチョコ市場も縮小。

もちろん「おせち」も。

イベント好きな日本人だが、毎月に近いほどあるイベントに「突出した偏り」はなくなっているのか?

伸びているのは「ハロウィン」とも云われているが、「食品」関連は弱い。

 

イベント的な「食品」には、「ご馳走感」があったからある程度の市場が生まれたが、今では「小さな幸せ=ご馳走」はどこにでもある。

平均化していく傾向があるようだが・・・

 

まぁ今年は「廃棄問題」が一層拍車をかけて、各社当日売りを控え、また2月3日が月曜日という悪い曜日で、消費者の反応は鈍くなるかも・・・

イベント的食品は「毎年食べる」習慣的なものだけに、今年鈍いと来年以降市場縮小に拍車がかかるかもしれない。