たしか一昨年くらいからだと思う。野菜を栽培しはじめたのは。
もとは畑仕事には興味がなかったのだがちょっとしたきっかけで、やってみようかと思いたった。
それでやってみてできないというふうになれば、しないでおこうと思った。
それから3年目になる。
今は便利な物ができて、栽培に疑問が浮かべば調べてその場その場でしのぎながら、何とか少しはましに収穫できるようになってきている。
だいたいは大雑把で実をつけていくのだが、中にはプチトマトのように摘芯して間引き、風通しをよくしないと身がなりにくいものや、あぶら虫に注意しなければ枯れてしまうものがあり、実際にそうなってしまうと猛烈に悔しい思いが沸き上がってくるのだった。
そうなると、次回こそはしっかりとした実をつけたものを作りたいと強く思ったりもして、そういうのがあるからかなんだか愉しくつづいている。
そうはいっても結構地道に管理して見守らなければならなかったりもする。
そうして仕事して子育てという程でもないのだが、いつもの日常が過ぎていく中でふと、隙間ができ、なんだかもの悲しくなるようなとき、何故か畑仕事が頭をよぎり、そうなるとそこに生活の軸となるような、ぶれずに自分は生きているんだというような、心のフォローのようなものがあることに気づくのです。
そうするとあぁ、やっていてよかったという多幸感につつまれている。
人生はおもしろい。
なんらかのきっかけで、ええ、それはちょっととならずに、やってみてやっぱり駄目ならそれはそれ、一方でたまたまやることにしてやってみてよかったと思えることがある。
それこそがおもしろい。
この行為がいったい何になるのかといぶかしむような事がのちに活きてくる。
そんな生きかたがおもしろい