クラリネット奏者みつえなほこのブログ
  • 11Jul
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      ハインリヒ・グレンザーのオリジナルクラリネット

      皆様こんばんは。ブログをお読みくださりありがとうございます。Twitterでもつぶやきましたが、横浜シティ合唱団の皆さまと、ピリオド楽器によるオーケストラで演奏させていただいた「天地創造」(無観客演奏会)で、初めてハインリヒ・グレンザーのオリジナルクラリネットを使いました。満江 菜穂子 Nahoko Mitsue@NahokoMitsue 昨日の「天地創造」では、まだ使ったことのない楽器(ハインリヒ・グレンザーのオリジナル)を登板させました。使うという決断の第一歩がなかなか踏み出せませんでしたが、毎度ながら、新しいことに挑戦することは大事だと思いました。これからもよ… https://t.co/KvIq1mS3LV2021年07月10日 11:03ハインリヒ・グレンザーは、1700年代の終わりから1813年ごろまでクラリネットを作っていたドイツのドレスデンの名工で、その美しい楽器は今でもたくさんの楽器整作家によってレプリカが作られ、多くの奏者によって演奏されています。クラリネットでいうと、タウシュやクルーセルなどの、歴史に名を残す名手たちが彼のクラリネットを使っていました。5月、縁あってH.Grenserの刻印のついたオリジナル楽器がウチにやってくることになりました。作られて200年が経過した楽器です。以前ブログでお知らせした8月11日の演奏会チラシに掲載した楽器が、そのH.Grenserです。(こちらの演奏会は、大変ありがたいことに、販売開始2週間で早くも完売となりました。)今わたしが演奏活動に使っている楽器のほとんどが、ハインリヒ・グレンザーのレプリカなのですが、今回手に入れたオリジナルをいつデビューさせようか、時期を探っていました。レプリカ=コピーといえども、コピーと、その元になったオリジナルは、似て全く異なるものです。個体差もありますが、オリジナルは、200年以上経過してどうしても劣化している部分があるし(特にマウスピース)、200年の間に所有していた人たちが楽器に手を加えている場合もあります。(今回手にしたクラリネットは、私の前にどうやらオーボエ奏者の方が所有していたようで、あまり使われていなかった模様。ホコリをかぶっていたので、ここに来て楽器として生き返ったような感じがしてうれしいです。)一方で、コピー楽器も、コピーを作った現代の人の意見や、注文した人の事情が多少反映されます。現代の人がすぐ吹ける状態が整っていることは長所でもあります。コピーとオリジナル、どちらが良い悪いではなく、とにかく一言に「古楽器」と言っても、国、製作家、年代、オリジナル、コピー、その他いろいろな種類があって、とにかく楽器ひとつひとつが全く違う個性を持っているので、一度ハマったら抜け出せない「沼」のようです(笑)これまで少しずつ、コピーだけでなくオリジナル楽器での本番の経験を増やしてきて、オリジナルはコピーと比べて演奏の難しさがある反面、音色に圧倒的な説得力があると感じています。どちらにしても、その楽器の魅力をいかに引き出すかは奏者の腕にかかっていますね💦昨日、初めてH.Grenserのオリジナルをオーケストラの中で吹いてみて、また新たな可能性を感じました✨これから、今まで出なかったような音が出せそうでとってもワクワクしています。7/29@杜のホール公演(19:00-)チケットお申込み受付中です!!モーツァルトが愛した楽器vol.3 一般発売 | チケットぴあ[クラシック 器楽・室内楽のチケット購入・予約] (pia.jp)7/29@杜のホール公演昼の部(14:00-)は、4歳からのお子様とご一緒にお聴きいただけます!モーツァルトをむかしの楽器できいてみよう! 一般発売 | チケットぴあ[クラシック 器楽・室内楽のチケット購入・予約] (pia.jp)

  • 18Jun
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      夏休みイベント第2弾

      この夏は楽しみなイベントがたくさん!ひとつ目は以前もお知らせしました7月29日の昼夜2公演「モーツァルトが愛した楽器」https://nahokomitsue.themedia.jp/.../page_201905230813ふたつ目はいよいよ情報公開となりました!8月11日16時「イギリス館で聴く18世紀のクラリネットとシャリュモー」https://nahokomitsue.themedia.jp/posts/18506804...ここでやっとシャリュモーコンソートを演奏することができます!以前のブログで、「シャリュモーを生で聞いたことがありますか?」と問いかけてみましたが…シャリュモーって? | クラリネット奏者みつえなほこのブログ (ameblo.jp)「あります!!」という反応はありませんでした…。ですよね。。。というわけで、やっちゃいます!アルト・シャリュモー、テナー・シャリュモー、バス・シャリュモーの3本で、グラウプナーの3重奏。とーーーーーっても楽しみです!ここに来るまで、色々とありました。(しみじみ…)まず、13年前、右も左もわからずオランダに留学して初めての本番がソプラノ・シャリュモーでの出番でした。楽器も持ってないのにシャリュモーを使う本番を依頼され…(実はこの世界ではよく(いや、たまに)あることかもしれない)、即ユトレヒト近郊の楽器製作家ペーターさんを訪ねて注文し…その帰り道にはお借りしたソプラノシャリュモーが手元にありました。その後、デン・ハーグ音楽院のイベントでグルックのオペラ《オルフェオとエウリディーチェ》から、そのお借りしたシャリュモーでいくつかのアリアを抜粋して演奏しました。その後、注文した楽器は約1年後に完成しましたが…結局それ以降、使わずに帰国。そして、すでに10年が経ちました…日本での演奏会でシャリュモーを聴いていただくことはとうとうありませんでした。楽器の歴史に関するレクチャーなどで吹くことはありましたが、演奏会はなかった。それくらい、まずレパートリーが少ない。そして、ソプラノ1本で演奏できるレパートリーはもっと少ないのです。日本国内では、私のもっているソプラノシャリュモーのほかに、どこにどんなシャリュモーがあるのか、わかりません。いつかシャリュモーコンソートをやってみたい…と夢見つつ、他にもクラリネット、バセットホルンなど、買いたい楽器、買う必要のある楽器は多々あり、10年が経過しました。そして昨年。コロナ禍で世界中の状況が一変し、私たち音楽家の状況も変わりました。それまで世界中を飛び回って演奏していた人々が、家にずっといるしかなく、オンラインでの機会を除けばとにかく演奏機会がない。そんな状況を逆手にとり、あることを思いついたのです…それがこのコンサート開催につながっていきます。長くなったので…続きはまた!!

  • 14Jun
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      日本モーツァルト愛好会第500回例会@光が丘美術館

      練馬区の光が丘美術館で開催された、日本モーツァルト愛好会さん主催のコンサートへ行ってまいりました。光が丘美術館には、ベーゼンドルファーのグランドピアノがあります。オーストリア1000年祭で作られた、世界に12台しかないピアノだそうです。今日はそのピアノで演奏されたモーツァルトの連弾などを聴かせていただきました。休憩中の様子…プログラムにも工夫が凝らされていて、とても楽しいコンサートでしたまた、会場も素敵な雰囲気でした。日本モーツァルト愛好会さんには「モーツァルトが愛した楽器」シリーズ発足の際から後援いただいておりますが、今日のコンサートで、愛好会の例会は500回目‼️なんだそうです。500回も企画を続けるってすごいことですよね昨年2020年9月に池袋の明日館でK.581を演奏させていただいたのは第490回でしたので、1ヶ月に1回のペースで様々な音楽家が例会で演奏しているということですね。ツウの方もそうでない方も楽しめる会がモットーだそうで、いつもコンサートはインタビューありの和やかな雰囲気です。現在、会員を募集しているそうですよ日本モーツァルト愛好会のページhttps://nihon-mozartaikoukai.com日本モーツァルト愛好会日本モーツァルト愛好会は『ツウの方も、ツウでない方も、楽しめる会』をモットーに、幅広い年代で交流を行なっている団体です。nihon-mozartaikoukai.com

  • 07Jun
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      シャリュモーって?

      シャリュモーという楽器をご存知でしょうか?このブログを読んでくださる方は、きっと詳しい方も多いんだろうな~でも、普段、人に「シャリュモーって知ってる?」というと、90%くらいの確率で「へ?」とか「はぁ…」という顔をされます。無理もありません。知ってる!という皆さんは、生でシャリュモーを聴いたことがありますか?もしあったら、どういうシチュエーションだったか教えてください!実は、シャリュモーコンソート(アルト・テナー・バスシャリュモー)の演奏会を企画しておりまして…これってもしや…日本初の試みかも…?と思っています。演奏会に関してはもうすぐ告知できそうです!で、シャリュモーってなんなのよ?というお話はまたどこかで…

  • 05Jun
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      お久しぶり

      みなさま、大変お久しぶりです。昨年、コロナ禍で自宅にいる時間が多かったころは割とマメに書いていたブログですが、9月ごろ演奏活動が再開できるようになると同時に、振り返る余裕もなく飛ぶように日々が過ぎていきました2020年9月 モーツァルトの五重奏曲K.581(日本モーツァルト愛好会主催・池袋自由学園明日館)11月 ベートーヴェン7重奏曲(北とぴあ国際音楽祭2020) 11月 ベートーヴェン交響曲第9番(横浜みなとみらいホール、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団主催)11月 バッハ・コレギウム・ジャパン第140回定期演奏会「ベートーヴェン運命とハ長調ミサ」11月 せんがわ劇場サンデー・マチネ・コンサートvol.234(公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団主催)12月 ベートーヴェン7重奏曲(ハーモニーホール福井)12月 モーツァルト協奏曲K.622(アンサンブル山手バロッコ主催・横浜市開港記念館)2021年1月 バッハ・コレギウム・ジャパン メンデルスゾーン《エリアス》2月 小倉貴久子さん「フォルテピアノの世界」(豊洲シビックセンターホール)3月 まるごとベートーヴェン!~フォルテピアノの変遷とベートーヴェンの軌跡~(北とぴあ)ひとつひとつどれをとっても思い出深い演奏会です。空白の2020上半期には中止になった演奏会もいくつかありますが、下半期からこれだけの演奏ができたことはありがたいことですね。さて、2021年も演奏会を企画していきたいと思います。まずはこちら、2019年に始めた室内楽シリーズです。モーツァルトが愛した楽器 | Nahoko Mitsue Clarinetist (themedia.jp)素晴らしい音楽家の皆さんと、モーツァルトを演奏できるのがとっても楽しみです。今回の会場は地元相模原で、お子様から大人まで聴いていただけます🎵良かったら覗いてみてください!ウチに新しくやってきたオリジナル楽器のことや、シャリュモーのこと、リコーダーのことなど、また書きたいと思います!

  • 26Aug
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      蜜蝋ワックスその2

      先日、蜜蝋クリームを手作りしました。https://ameblo.jp/okohaneustim/entry-12618122232.html『蜜蝋クリーム作りました』手作り蜜蝋クリーム🐝できた。すっっっっごく簡単なのに、何年も前に作ったっきり、こういうことをする「心の余裕」がなかった。【作り方】蜜蝋とホホバオイルを計り、…ameblo.jpオーガニックの蜜蝋とホホバオイルを1:5の割合で溶かして固めました。体温でサラッと溶けるようなものができました。毎日リップとして使っています。しかし…もとはと言えば、楽器のジョイントに糸を巻くときに塗るためのものを作りたかったのです。前回作ったものは、糸をくっつけるにはすこしサラサラすぎるかな?という感じ。硬い蜜蝋を扱いやすくするためにオイルを混ぜるのですが、オイルの種類や量によって、柔らかさなどが変わってきます。今回は、スイートアーモンドオイルを無印良品で購入して、蜜蝋とオイルの割合を思い切って1:2にして作ってみました。それが右。写真では色の違いしか伝わりませんね💦ちょっと固すぎたかな?と思いましたが、使ってみたら使いやすかったので、楽器のお手入れには重宝しそうです!

  • 17Aug
    • K.581リハーサルの画像

      K.581リハーサル

      9月13日に行われる日本モーツァルト愛好会の第490回例会に向けたリハーサルが行われました。K.581は名曲であり大曲。時間はあっという間に過ぎて行きます。「ふたつの五重奏曲」ということで、ホルン五重奏のリハーサルも聴かせていただきました。弦楽器はヴィオラが2本なんですね!そしてナチュラルホルン楽しい是非この機会に聴いていただきたいです9月13日に池袋自由学園明日館にて演奏する予定です。「ツウの方も、そうでない方も楽しめる会」がモットーの日本モーツァルト愛好会。会員以外の方も御来場いただけます。愛好会のページはこちら第490回 例会 | 日本モーツァルト愛好会「クラリネットとホルン、ふたつの五重奏曲」 ■日時 1970年1月1日(木) 0:00 ■会場 自由学園 明日館講堂 (みょうにちかん) ■出演 塚田 聡 (つかだ さとし/ ホルン) 満江 菜穂子(みつえ なほこ/ バゼットクラリネット) 丸山 韶 (まるやま しょう/ Vn) 髙岸 卓人 (たかぎし たくと/ Vn/Va) 佐々木 梨花(ささき りか/ Vla) 島根 朋史 (しまね ともふみnihon-mozartaikoukai.comhttps://nihon-mozartaikoukai.com/schedule/1926/チケットはこちらからhttps://eplus.jp/sf/detail/3286060001-P0030001

  • 15Aug
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      蜜蝋クリーム作りました

      手作り蜜蝋クリーム🐝できた。すっっっっごく簡単なのに、何年も前に作ったっきり、こういうことをする「心の余裕」がなかった。【作り方】蜜蝋とホホバオイルを計り、湯煎します。今回は、1対5の割合で。蜜蝋10gに対してオイル50ml。湯煎して蜜蝋を溶かし、小さい容器に入れます。そして冷ますと完成!固まる前に、お好みのエッセンシャルオイルで香りをつけても良いですね❣️ホントは楽器の糸巻き用に作ったのだけど、リップとかハンドケアに最適っぽい。糸巻き用は、違うオイルでまた作ってみようと思います。

  • 14Aug
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      蜜蝋ワックスの材料が届きました

      ご無沙汰しております。クラリネット奏者の満江です。皆さまお元気でしょうか。なんだかんだ、わたしは生きております。明日、蜜蝋クリームを手作りする予定です。ハンドクリームにもなり、楽器のジョイントの糸まきにも使えます。これから古典クラリネットを始める生徒さんや、いつもお世話になっている方々に、お裾分けできたらいいなと。材料が届きました。いろんな配合を試してみようと思います。レシピをまたブログにする予定ですのでどうぞお楽しみに♪

  • 06Apr
    • -GARRETT LONDON-の画像

      -GARRETT LONDON-

      GARRETTNo.1PERKINS RENTSWESTMINSTERLONDONc.18248キー昨日Gouldingsを投稿した際には、キーの形について書きましたが、今日は、マウスピース について。ジョイントが長い!(テーブルは後世の人によって削られた可能性もあります)他の国…例えばフランスのオリジナルのマウスピースはまあこんな感じ。ドイツやオーストリアもこんなのが多いかな。はて。ロンドンでは音程の調整の際、マウスピース を抜いていたのかしら?と、思いきや、同じGarrettの楽器でも、こんな物も。(Nicolas Shackletonのカタログより。)ほんとうにいろんな楽器があるものですではでは

  • 05Apr
    • 〜GOULDINGS D’ALMAINE〜の画像

      〜GOULDINGS D’ALMAINE〜

      こんばんは。皆さまお元気でしょうか。なんとなく不安で落ち込んでいるのではないでしょうか…?というのも、自分自身、気が付かないうちに随分と落ち込んでいました。前のブログは、主催コンサートの中止決定についてでした。その頃は、まだ5月なんて随分と先のような感覚で、「判断が早いんじゃないの?」という空気もありました。しかし、人の命のためならと、あまり迷わず中止を決定し、それに対して落ち込むような気持ちは全くなく、元気よく感染防止対策を始めていました。しかし、日が経つにつれて、どんどん他の演奏会も中止になり、先の見通しも立たなくなってきました。2020年の4〜6月は私にとって、挑戦ともいうべき期間になる予定でした。クラリネット、バセットホルン、バセットクラリネット(K622)の全てを使って、様々な大きなコンサートの予定がありました。まだ6月への希望は捨てずに練習していますが…「思い立ったときに自由に人と会う」「好きな時に好きな物を食べる」「演奏会に行く」「人と一緒に演奏する」これまで当たり前にして来たことが、できなくなりました。このままでは、コロナにならなくても、他の病気になってしまうような、そんな不安があります。そこでふと、わたしが昔から落ち込んだときに元気になる方法を思い出しました。改めて言うのもなんか恥ずかしいんですけど音楽です。楽器です。「音楽は、人々にとって、無くても生きていける、不要不急のものなんだ」という現実を突きつけられた気がしていましたが、少なくとも私には、必要なもの。無くなったらすぐ病気になりそう。というわけで、前置きが長くなってしまいましたがジャンっイギリスの楽器です。GOULDINGS D’ALMAINE(20 SOHO SQUARE)made in London c.18115キー2010年ごろ購入。初めて購入してみたオリジナル楽器です。このイギリスのメーカーは、たくさんの楽器を作っていたようで、今でもオリジナルがたくさん残っています。国立音大の楽器資料館にもあるようですね。同じメーカーですが、キーの数や形状が違うものが多くて面白いですよ。楽器の歴史って「〇〇〇〇年に〇〇さんが〇個目のキーを作った」とか「〇〇を発明したのは〇〇さんである」とか「〇〇年ごろはクラリネットのキーは〇個だった」とか言われたりするけれど、実際のところ、きっと色々な国のいろいろなメーカーが同時に試行錯誤して演奏家や作曲家と共同作業で新しい楽器を作っていたのだから、教科書だけでは知れないようなことがたくさん起こっていたのだろうなと思います。さて、この頃のイギリスの楽器には、左手小指で操作する2つのキーの矢印の部分が折れ曲がっている楽器が多いです。何故でしょう!?答えは右手の親指でも押しやすいように!だそうですよー。例えばこんな時。クラリネット奏者の方は想像してみてください。右手の小指にはキーがありません。全部「L」です。そう。ドのシャープで、右手親指が登場します。そんな時にサッ!と引っかかるのがこの形だそうです。もちろん、シとド♯のトリルなどでも便利。てなわけで。長々と、最後までお読みくださり、ありがとうございました。明日からもまた元気に過ごせますように。家の中で出来るだけいつも通り、音楽に触れて過ごします。皆様も、どうかお元気で

  • 22Mar
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      公演中止

      新型コロナウイルス感染症の影響により、かねてよりお知らせしておりました主催公演の、中止が決定しました。ヨーロッパ在住の奏者も出演予定でしたが、隔離要請の影響を受けます。また、この日使う予定の楽器をヨーロッパに受け取りに行く予定だった奏者も、行くことができなくなりました。無理をすれば開催できたかもしれません。静かに音楽を聴くことは、感染拡大には繋がらないかもしれません。しかし、「何がなんでもやる!」とは、今のわたしには思えず…中止の決断をしました。世界中で広がっている恐ろしい状況は、他人事ではありません。やる、と決めて、万一わたしが感染したら?休んで代わりを…?簡単には見つかりません。かと言って大切な皆様に感染を広げるのは絶対に嫌…過去にノロウイルスの疑いで、出演予定だったオーケストラにご迷惑をおかけしたことがあります。その時は周りに感染させることはありませんでしたが、急遽演奏者変更でとんだご迷惑をおかけしました若い頃は、本番前に体調を崩すことは皆無だった私。しかし子供が産まれてからというもの、家の中で小さい子が病気にかかると、移らないのは至難の技ということを身を持って体験しています。楽しみにしてくださっていた方には本当に心苦しく思っております。5月に「取り越し苦労だったね!」と言えること、そして、また別の機会に、「音楽の贈り物ハルモニームジーク!」を皆様と安心して楽しめる日が訪れますことを心より願っています。

  • 21Mar
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      〜C管Winnen〜

      こんばんは。今日は夏かと思うほど暖かかったです。公園で調子に乗って急な滑り台を滑ったら思いっきり尻餅を付いて、自分の年齢と、瞬発力の衰えを実感しました暑くて暑くて、美味しいジェラート屋さんでアイスを食べました。のどかな住宅街にある小さなジェラート屋さん。ほっぺたが落ちそうなくらい美味でした。こんな日常がずっと続いて欲しいなぁと願わずにはいられません。さて。宣言通り、今日は、うちの子紹介C管編。WINNEN / A PARIS”,made in France c.18105キーA435くらいIrene Bingham氏より2018年3月に購入キラッキラした音が魅力的。オリジナル楽器の魅力に気がつかせてくれた楽器。これでライヒャなど演奏したいなぁ

  • 20Mar
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      ゴドフロワ

      じゃんじゃん行きますよー3つ目GodfroyFrédéric EléanorParis1827-1830ごろin Bb6キーピッチ A435-440くらいWilliam Petit氏より2019年12月に購入今日は3本書きましたが…昔は…自分がこのような楽器を買って演奏するようになるとは、思っていませんでした。この魅力にハマるとなかなか抜け出せない恐ろしい世界とはいえ、自分はまだまだ片足を突っ込んだくらいですがね楽しいですよー明日はC管について書きます

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      DOBNER & CONSORT

      さて、うちの子自慢、続きます〜DOBNER & CONSORTSTRASBOURG1812年-1837年製造in Bb5キーピッチ A438くらいWilliam Petit氏より2019年12月に購入うちに届いたときは、目を瞑りたくなるほど汚れ、もう手の施しようがないと思ったほどの楽器。手入れして吹いてみると、思わず「ちょっと誰か聴いて!」と言いたくなるほど、とても良い楽器!吹いた瞬間に幸せになるような、暖かい音がします何なんでしょうこの魅力。本当に驚きます。マークには「ラッパを持った天使」が施されています。

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      Dubois & Projean

      お久しぶりの投稿になりました。クラリネット奏者のみつえなほこです。この春学校を卒業するみなさん、ご卒業おめでとうございます🎈🎉いつになく静かな3月ですが、それによって学ぶ事も多いと思う今日この頃です。さて。今日は、「うちの子紹介します」vol.1何度も登場していますがまずはこれ。Dubois & Projeanリヨン1848年-1851年製造in Bbミュラーシステム13キーピッチは、マウスピースにより変わりますが1番バランスよく響くのはA440-445あたり。パリの古楽器店LCVから2019年12月に購入。マークの下に「♡」があるのが好きです。演奏会でのお披露目はいつ、どんな作品になるでしょうか。楽しみです!では

  • 19Feb
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      ツインホールのクラリネット

      こんばんはクラリネット奏者のみつえなほこです。いつもご覧いただきありがとうございます今日は宣言通り、ダブルホール(ツインホール)のクラリネットのお話を。わたしが15年ほど前に人生で初めて購入した「ピリオド楽器」は…坂本徹さん作の、Augustin Grenserの5 keyクラリネットのレプリカB管。この楽器、左手薬指のトーンホールが2個穴のある「ツインホール」になっています。元になったモデルはこれかな?(推定)National Music MuseumThe University of South Dakotaよりちなみに私のもっているソプラノ・シャリュモーの右手薬指と小指もダブルホール。これは、オランダの製作者ペーター・ファン・デア・プールが作成したものです。先日ご紹介したシャクルトン・コレクションの中にも、ダブルホールの楽器がありました。この楽器は1840-1860のドレスデンの楽器ですが、よーく見ると、もともとキーが付いていたのを外してツインホールにしたと見られます。次の写真はフランスの1800年代はじめの楽器。ツインホールだけでなく、キーの位置などもとーっても個性的!楽器の本って、はじめはなんとなーくザーッと眺めているだけだったのですが、目の付け所が細かくなってくると、見るたびに新たな発見があります買っておいて良かったと思えるとき最近やっと入手したのはこちら歴代管楽器製作家の辞書。これを見ると、過去の楽器製作者がいつからいつまでどんな楽器を作っていて、どんなマークで、どこに現存しているか、ということがわかります。2020年に再販との知らせを受け、できたてホヤホヤのものを手に入れました今まで、ピリオド楽器を購入する際には図書館でこの本を見たり、諸先輩方から教えていただくばかりで恐縮していましたが、やっと自分の辞書が手元に届きました今まで快く教えてくださっていた物知りな先輩方には感謝してもしきれませんです今日はこのへんで良い週末を〜チケットのお申込みを頂きありがとうございますモーツァルトが愛した楽器vol.2ハルモニームジーク!好評発売中!https://eplus.jp/sf/detail/3217800001-P0030001P021001?P1=1221

  • 17Feb
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      タルがない!

      こんにちは。クラリネット奏者のみつえなほこです。ご覧いただきありがとうございます新型ウイルスなどで我が地元もニュースになっておりますが、日々それらに立ち向かうご職業に従事されている方々には頭が上がりません。さて。前回のブログで「次は自分のオリジナル楽器を全てリストアップして比較します!」と書きましたが、なかなか全てを1度に書くのは難しく…今まで通り小出しにしていきますどうぞお付き合いください本日はこちらの2本の楽器。ジャン左の楽器は、群馬交響楽団第一クラリネット奏者 野田祐介先生からお借りしたもの。右の楽器は、すでに何度かこのブログにも登場しましたが、昨年末(2019年12月)にフランスのお店からわたくしが購入したもの。両方ともミュラー式のオリジナル楽器で、左がフランスDIJONのHENRY右がフランスLYONのDUBOIS & PROJEAN長さも、キーの数も、その形や配置も、ほぼ同じ。ピッチはA440Hzくらい。キーの色や木材が醸し出す雰囲気はなんとなく違いますが、どちらも1850年ごろに使われていたものと思われます。1番大きく違うのは、タル!左の楽器にはタルがありません。上管とタルが一体になっています。なんでだろう…?そこで、こちらの本を引っ張り出しました。留学時代にEdinburgh大学で購入した、ニコラス・シャクルトン先生コレクションのカタログです。シャクルトン先生はイギリスの地質学者でありながら楽器コレクターとしても知られていて、エジンバラ大学の博物館ではそのコレクションの一部が公開されています。この本にはクラリネットを中心に数千もの楽器が掲載されています。この本、その内容と比例して、とにかく重い!ウチにある本の中で間違いなく5本の指に入る重さです。(1番重い本についてはまた今度ご紹介します)我ながらよくもまぁエジンバラ→オランダ→日本と持ち帰ったなと話が逸れましたあったあった。タルのないクラリネット!割合にすると少ないですが、こんなにあるとは思いませんでした。上の写真にあるタルなしクラリネットの共通点は1850年以降のフランスの楽器であること。木工旋盤での工程をシンプルにして大量に作れるようにしたのかな…興味は尽きません同じ時代にも様々な製作家の多種多様な楽器があって面白いですね次回は、ダブルホール●●の楽器について書きたいと思います(予定)ではではーモーツァルトが愛した楽器vol.2ハルモニームジーク!好評発売中!https://eplus.jp/sf/detail/3217800001-P0030001P021001?P1=1221

  • 13Feb
    • キレイになりました✨の画像

      キレイになりました✨

      先日の続きです。ストラスブールのこれDOBNER&CONSORT A STRASBOURGジョイントが取れなかった原因は、糸とその周りにべったり固まったワックス。木や接着剤が原因ではありませんでした。こびり付いていたキーの汚れも重曹とクエン酸でピカピカ✨すっきり木を拭いて、オイルして、ジョイントに新しい糸を巻いて…キーには新しい革パッドを付けて…。実はこの楽器のマーク、ラッパを持った天使なんですよ↓↑Langwill Indexより↓こちらのリヨンの楽器はハート♥️マークも色々可愛いですね❣️モーツァルトが愛した楽器vol.2ハルモニームジーク!好評発売中!https://eplus.jp/sf/detail/3217800001-P0030001P021001?P1=1221

  • 12Feb
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      外れた!!!!!

      ひとつ前のブログの続きです。やっぱり諦められず…戦う事数時間。あの手この手で一歩ずつ0.0001ミリずつ動かして…ついにジョイントが外れた!!感動…今度こそおやすみなさい🌙モーツァルトが愛した楽器vol.2ハルモニームジーク!好評発売中!https://eplus.jp/sf/detail/3217800001-P0030001P021001?P1=1221