先生
子供にとって、先生との出会いはとても大きな影響力を持つ。
毎日の学校生活の中で接する時間が、特に小学生時代は長い。
子供にとって、先生は近いようで遠い距離間があるものだ。
でも、今から思えば、先生との出会いは、生き抜くためのヒントを沢山与えてくれている。
小学生時代に印象に残っている先生との出会いは6年間のうち3人。
そのうちの1人は、小学3年の担任の先生だ。
発表を嫌いにさせてくれた(笑)先生だった。
国語の時間に当てられたのだが、質問が聞こえず、
でも聞き直す勇気がまだ持てなく
適当に答えた事が全くの的外れだった。
その時に、みんなと一斉に先生も笑った。
笑われた事が当時はとても恥ずかしかった。
それ以上に、聞こえませんでした。というのが本当に恥ずかしくて嫌だった。
先生は深い意味で笑っていない事は今ならわかるが、
当時の私にとっては、深く深く傷ついたものだ。
子供が心を閉ざすきっかけって、
大人にとっては、本当に些細な事だったり、
悪気のない言葉だったりするもの。
「聞こえない事は、恥ずかしい事ではない。
だから、もう一度言ってください。という勇気を持ちなさい。」
母が言っていたことを思い出す。
そして
「いつも笑っていてごらん。あなたは笑顔が一番似合う。」
そうやって、
泣く私だったが、最後には全部言えてすっきり笑顔になっていた。
この先生との出会いは、
発表することが嫌いになり、自信を失いかけたけれど、
自分が聞こえなかった事は、はっきりと相手に伝えないと分からない。
そんな事を、教えてくれた先生でもある。
あの先生嫌だったなという出会いも、
今となっては、多くの気づきとヒントを与えてくれている。
だから人生は実り多く楽しいものなのだとつくづく思う。