本日もご訪問いただきありがとうございます。今日は朝から東京の会社の社員のフォーカスグループインタビューでした。2時間しっかりお話をお聞きしました。
お昼は、ちょっと変ったランチプレート(チキンライス・フレンチフライ・ピーマンのバター炒め・目玉焼き・プチトマト)にアールグレーのミルクティー。
さて、つい最近、書の先生から秋にちなんだ和歌四首をこんな美しい和紙に変体仮名で書いて送っていただきました。まずは和紙を見て触ってうっとり、文字を見てうっとり・・・
一首目は古今集・藤原敏行の「秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかせぬる」(秋が来たと、目にははっきりと見えないけれども、ふと聞こえた風の音で、はっとそれに気がついた)
ニ首目は、古今和歌集より「秋の夜は露こそ殊に侘しけれ 草むら毎に虫の侘ぶれば」(秋の夜は、涙を置くようで、露こそ殊に物悲しいものです。草むらのあちこちで虫の音も悲しんでいるように聞こえますから)
三首目は、古今集・紀貫之の「河風の涼しくもあるかうち寄する 波とともにや秋は立つらむ」(河風のなんと涼しいことか、この風に吹き寄せられ、黄しに打ち寄せてくる波と一緒に秋は立つのだろう)*河は鴨川。
四首目は、古今集より、「蜩(ひぐらし)の鳴く山里の夕暮れは 風よりほかに訪(と)ふ人もなし」(蜩が鳴く静かな山里の夕暮れは、日が落ちても、秋風のほかに訪ねてくる人もありません)
まだまだ暑さが続いていますが、こんな涼しげな和歌をいただくと、心の中だけもう秋が来ているような気がします。
本日の装いです。涼風という盛夏の着物地の墨茶の夏単衣の着物に、白地に墨で暈大唐草霞文の柄の帯を締めて・・・
小物がピンク系ですので、ツイリーもピンク系で統一。
帯周りは、帯揚げは、サーモンピンクから白の暈しの中間部分。帯締めは淡いサーモンピンク。
夕食は、すりおろした林檎も入れたカレーライスと人参と胡瓜のスティックサラダ。送っていただいた書の先生の足元にも及びませんが、毎日、仕事の後に30分くらい変体仮名で和歌を書いて練習しています。はじめはただお手本を真似るだけ、次に書き方を自分で工夫したりして、いろんな文字に挑戦しています。もっともっとうまくなりたいなと思っています。
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