本日もご訪問いただきありがとうございます。

書のお稽古は月に2回なのですが、今月は最初の1回は都合が悪く参加できませんでした。それで月末の今日、2回分の練習の成果を見ていただきました。

今回の和歌は、藤原興風(34番) 『古今集』雑上・909「誰(たれ)をかも しる人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに」です。1ヶ月間、半紙での練習と短冊の練習をしっかりしました。なぜか短冊のほうはそれなりに書ける(たぶんそう思っているだけでまだまだなのでしょうね)のですが、半紙に書くと、ちっとも満足する出来栄えになりません。どうしてなんでしょうね。



 

今回練習した和歌の意味ですが、もう心を許せる友達は誰もいなくなってしまった。いったい誰を友達と呼べばいいんだろうか、長寿だが心を持たない高砂の浜辺の松に心を寄せてみても、しょせんはむなしいことなのに。ここには一緒に語る人もなくよるべないやるせなさ、寂しさが強く感じられます。高砂の浜辺に広がる松と浜風の潮の匂いのイメージが、いっそう寂寥感をつのらせます。寂しい和歌です。

夫も2回分のお清書を見ていただきました。





 

今日のお稽古には、中国から参加の生徒さんも・・・この方が、吉田山荘で秋(2024117)に、明朝時代の伝統的な華展を開催されるそうです。その時にお花にちなんだこの和歌を自分で書いて一緒に展示される予定だそうです。素敵ですね。



 

なんと、この中国の方がデザインして作られた瓢箪の形のガラス器。山葡萄が活けてありました。



 

明朝時代の伝統的な華道で活けられたお花の写真を見せてくださいました。中国で華道も教えていらっしゃるそうです。11月の吉田山荘の華展、興味のある方はぜひご参加ください。





 

さて、今日からは紀貫之の和歌の練習を始めました。



 

最後に、先生が、とっても美しい高級な和紙を見せてくださいました。いつの日か、あのような和紙に書いてみたいものですね。それには練習あるのみですね。



 

さて、本日の装いです、藍紺地に白で波縞文の夏単衣の着物を裏表逆仕立てにした着物に、生成り地に緑がかった墨流し技法の染め帯を締めて・・・・



 

着物は藍紺ですので、ツイリーも紺色に



 

帯周りは、帯揚げは白色、帯〆は暗緑色の織部に上下の縁が白で・・・



 

国籍も年齢も職業もまったく異なる書のお仲間。色々な方との出会いが宝物だと思っています。



 

にほんブログ村のランキングに参加しております。
皆さまの応援クリックが日々の更新の励みになりますので、下のボタンをクリックして頂けると嬉しいです(*^ω^*)

 にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ←ポチッとお願いします