本日もご訪問いただきありがとうございます。

今日は朝からすごい大雨でした。出かけられるか悩んでいましたが、お昼ごろには小降りになって・・・

どうにか吉田山荘の真古館に到着。生徒のみなさんと・・・・



 

先生は今日も着物姿。とっても素敵な立涌文?のお着物で・・・



 

今日の最初は、後徳大寺左大臣(81番) 『千載集』夏・161「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明(ありあけ)の 月ぞ残れる」

本名は藤原実定(ふじわらのさねただ)。百人一首の撰者、藤原定家のいとこ。祖父も徳大寺左大臣と称されたので、区別するため後徳大寺左大臣と呼ばれたそうです。

今日は、ほととぎす(時鳥・不如帰・杜鵑など様々な書き方があるそうです)にちなんで、ほととぎす香を・・・・まずは、ほととぎすの香(伽羅)を聞きます。その後、3つの香(まなか・羅国・佐曾羅の中からいくつか)を聞いて、ほととぎす香が何番目にあったかをあてるものです。正解は2番目で東雲(しののめ)だったのですが、私も夫も外れて、有明と答えて不正解でした。いやはやこれまで一度も正解になったことがありません。










 

次は道因法師(82番) 『千載集』恋3・817「思ひわび さても命は あるものを 

憂(う)きに堪へぬは 涙なりけり」本名は藤原敦頼(あつより)。従五位・左馬助(さまのすけ)でしたが、80歳を過ぎてから出家しました。非常に長命で元気で、90歳を過ぎてから耳が遠くなっても歌会に出て講評を熱心に聞いていたそうです。本当に歌好きだったからか、死後、千載集に多くの歌が掲載されたのを喜び、選者・藤原俊成の夢に出てきてお礼を言ったという逸話が残っているそうです。



 

最後は皇太后宮大夫俊成(83番) 『千載集』雑・1148「世の中よ 道こそなけれ 思ひ入(い)る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる」この人は藤原俊成(ふじわらのしゅんぜい)。百人一首の撰者、定家のお父さんです。歌論書「古来風躰抄(こらいふうたいしょう)」を著し、余情幽玄の世界を歌の理想としました。西行法師と並ぶ、平安末期最大の歌人です。今日のおやつは、今月6月にちなんで水無月でした。とっても美味しかったです。



 

さて、本日の装いです。白地に墨で型染の細い細い畳縞の着物に、宮古上布の砂川美恵子さん作の藍染め井桁の帯を締めて・・・





 

帯が藍色ですので、ツイリーも紺色で・・・



 

帯周りは、帯揚げは白、帯締めは鼠色地に上下の縁が白で・・・



 

百人一首の会はほんとに楽しいです。もう83番目ですが、100首までいってもこの会が終わらないで欲しいと願っています。



 

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